刑務所生活では自分の反省点を見つめ直し改善更生していく事を目的に生活するが、一部では他者の事を気にして、、、、いや気にするどころか他者の事を考え過ぎて生活している者がいる。 


もちろんあれだけ閉鎖的な場所で毎日同じ事の繰り返しでやることもみることもなく飽きてくる。

そして、楽しみも少ない。当たり前だが。


そんな中で他者の行動が気になり、不満や陰口を言い始める。

それならまだいいが、チンコロを始める者がいる。


チンコロとは、ネットで調べれば「犯罪を密告する人のこと」と出てくるが、刑務所内ではルール違反をしている人を職員にチンコロしにいく。


他の刑務所ではどうなのか知らないが、市原刑務所ではこういう人間がよくいる。


チンコロするのはされる方も悪いが、一番質悪いのがやってもないことをチンコロしにいく奴。


そして何故このチンコロが止まらないかというと、職員がその受刑者の言ったことを信じ、チンコロされた人を厳しく見たりするからだ。

そして、チンコロをする人に共通することがある。

それは、そいつも裏で色々とルール違反をしている。

つまり自分に目を向けてほしくないからだ。


〇〇さんがお菓子を〇〇さんにあげてました(嗜好品を他の受刑者に渡す行為はもちろん懲罰に値する行為)。

と言っているが、そいつは本を他の受刑者と認められていない時間以外に貸し借りしていたり、工場からボールペンを持ち帰っていたりと、結構やりたい放題である。


そんなのを見ていると、同じ様にならないように生活しようと考えさせられるのでこちらは良いが。


まぁ大人しく生活するのが一番だ。


当たり障りないよう生活していても、「あいつ気取ってるよ」と何かしらイチャモンをつけられるので、まぁそういう人達はスルーするしかない。

ホリエモンの本にも書いてあったが、スルー力を身に付けるしかない。


そんなチンコロをしていると、たまに職員で「人の事言ってないで自分はどうなんだよ!」など注意する職員も居るが、ごく少数だ。



よくあるのは、談話室等で決してそいつのことなんて話していないのに、笑っていたりすると自分が言われてると被害妄想を起こし、職員に言いに行く。

〇〇さん達が僕の事をバカにしてます。という具合に。


チンコロ行くやつは急に動き出すので分かり易い。


そうして言われた方は評判が悪くなる。

言った方は「俺は真面目だ」と思い始め、チンコロ常習犯になる。

そして職員もそいつを褒め称える人が多い。

先程も言ったが、チンコロ常習犯は被害妄想が激しくなる。

そうなったらもう手を付けられない。
何をしてもワーワー職員に言いに行くからめんどくさい。

市原刑務所名物チンコロは本当にめんどくさい。

残念ながら市原刑務所に入った人は、こういう面倒くさい人達と生活していくしかない。