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重症新生児仮死で生まれたこまさの記録

2017年3月28日、新生児重症仮死で生まれたこまさ。
自発呼吸がなく、生まれてからずっと眠り続けていました。

2018年11月22日、こまさはお空に旅立ちました。
そんなこまさの入院の記録、成長の記録や回想、日々のこと。そして2019年11月からゆるっと妊活を始めました。

昨日でこまさが亡くなって3年。


月命日に書いているこのブログも昨日アップすることができず。


というのも言い訳すると、こま弟くんのお世話で手一杯で書く時間がなくて


抱っこしながらとか片手間でスマホをいじると泣くんですよ、弟くん。

そういうものなんですかね?




3周忌とはいえども、うちは納骨もしてないし、無宗教なので、何か法要的なものをするでもなく、普段通りに過ごしました。


もともと怠け者で家事下手な私は、弟くんのお世話に手を焼いていることも加わり、特別な料理を作ってあげられることもなくて。

こまには申し訳ない。。

ごめんね。。ショボーン


でも、お義母さんがお花を送ってきてくれました。

忘れずにいてくれること、本当にうれしいお願い


昨日は、夫と弟くんと3人でこまのお骨の前で改めてお話をしました。


「お兄ちゃんは強くてかっこいいんだよー」

「いつも見守ってくれていてありがとねー」

「お兄ちゃんがいてくれたから弟くんがいるんだよー」


結婚当初から、子供を産むとしても1人かなって夫婦ともども考えていました。


35歳を目の前にして、年齢的にそろそろ、、ということで妊活を開始し、2回目のタイミング法で授かったのがこまさでした。

(余談ですが、本当に余談ですが、うちは筋金入りのセックスレスですので、思いがけず授かるということは100%ありえなかったので)


すぐに授かれたし、妊娠中もとても順調で。

 

まさか、出産事故にあうなんて思ってもいませんでした。


こまさが生まれてからは第二子のことなど考える余裕もなかったし。

こまさが亡くなってからも第二子を考えるのはこまさに対してうしろめたいというか、そんな気持ちがありました。


また、こまさが出産で重度の障害を負ったこと。

その原因が未だ不明なこと。

こまさを出産するとき、子宮を縦横二方向に切開したことにより、子宮破裂の危険性が高く、出産となるとハイリスク出産になることなど、出産についての不安が山積みであること。


そんな不安だらけでしたが、それでも第二子を望んだのは、こまさがとってもかわいかったから。


動いたり、目を開けたり、しゃべったりはできなかったけど。それでも、とってもとってもかわいかった。


リスクを考えてでも第二子が欲しいと、妊活を開始ししましたが、なかなか授かれず、不妊治療の末にシリンジ法でやっと授かったのが、弟くんです。


こまさがいなかったら、第二子をなんて考えることはなかった。    


かわいい弟くんに会えたのはこまさのおかげです。


ありがとー。こまさー。


弟くんがかわいいので、第三子も欲しいラブラブラブ

なんて思ってしまいますが、年齢的にも(現在38歳)、経済的にも(夫婦ともに低所得)、母体的にも(2度の帝王切開で複数箇所に通常より大きく切開を入れている)、子育て環境的にも(私が絶望的に家事が苦手、親に頼れない)、ちょっと無理そうなので、全力を弟くんの子育てに注ごうと思ってますグー


こまさが亡くなってからは、思い出しては泣いたり、小さい子どもを見ると羨ましい、恨めしい気持ちで湧き上がってきたりと、苦しい思いをしていましたが、今はそういう気持ちがほとんどなくなりました。


また、こまさの事で思い出すことも、辛かった記憶というより、かわいかった記憶、嬉しかった記憶ばかりになってきました。


時間がそうさせてくれているのかなぁ。


決してこまさのことを忘れたわけでも、第二子が生まれたことで悲しみが解消されたわけでもないけれど、すごく心穏やかに過ごせるようになっています。


こまさと弟くんは、外見はあまり似ていないけれど(こまさは薬等の影響で浮腫んでいたということもあるかもだけど)、うっかり弟くんのことをこまさと読んでしまったり、こまさにお線香をあげるときに弟くんの名前を呼んでしまったりしています(単に私がボケてるという説もあります)。


弟くんはたくさんあるこまさのお下がりの服を着ているので、服を着るたびに、懐かしい思い出が蘇ります。 


同じ生後2か月17日で同じ肌着を着せてみました。


あんまり似てないですよね。

でも耳の形と眉毛の感じは同じだなー。かわいい。


というか肌着が大きくなってないか??

洗濯し過ぎで伸びちゃった??


こまさ、細いなぁ。

栄養不足で髪の毛もごっそり抜け落ちちゃった頃だー。


 

弟くんは成長曲線どおりにすくすく育っております。こまさのときは成長曲線なんて気にしている余裕はなかったなぁ。



前回ブログで弟くんが母乳を直に飲めないと書いていましたが、その後自治体の母乳外来(自宅での訪問指導)を3回受けたところ、無事、おっぱいから直に飲んでくれるようになりましたチョキ爆笑


受けてみるもんですね、母乳外来キラキラ


買った哺乳瓶7本と搾乳器、ミルトン諸々が無駄になりつつありますが。。。


一応確認のため1日1回は搾乳して母乳量を確認しています。


弟くん、寝ている時以外は抱っこしてないとずっと泣き続けるという悩みはあるものの、こまさは抱っこしたくても出来なかったことと比べたら、抱っこできるなんてありがたやーお願いキラキラという気持ちで、思い悩まずやれています、こまさのおかげだなーウインク


あとは、私の体力次第、、、頑張りますグー

先日こま弟くんの市の職員による新生児訪問がありました。


新生児訪問、こまさの時も当然ありました。


当時こまさはNICUに入院していて退院の目処も立たないので、新生児訪問は不要と伝えましたが、どうしてもと言われたので渋々了承しました。


出産後、気持ち的に誰とも会うことができていなかった状態で初めて会った市の職員に、こまさのことを聞かれ、私はせきをきったように、出産時の状況や不安な気持ちを泣きながら伝えました。するとその職員が私の話を遮るように言い放ったたった一言が


「まぁ出産って何があるかわからないですからねー」



え、、、

そうだけど。

そうだけどさ、そんな一言で片付ける?


一番不安だった時期にこんな対応をされて。

やっぱり無理にでも断ればよかった。

いまだにたまに思い出して嫌な気持ちになります。




そんな事があったので、今回の新生児訪問ももしかしたら同じ職員が来るかもしれないと、不安な気持ちでいましたが、今回来てくれた方はとても親身になって話を聞いてくださる方で、さらには、私は覚えてなかったのですが、私がこまさのことで市に問い合わせをした際に電話対応をしてくださった方だそうで、それを覚えててくださり、よろしければこまさくんにお線香をあげさせてくださいとおっしゃっていただきました。


こまさのお家(お骨が入ってる)が置いてあるリビングに人を通す予定はなかったので、散らかり放題だったのですが、お線香をあげてもらいました。


「初めましてー。ご挨拶が遅くなってごめんねー。こまさくんもお兄ちゃんだねー。」と話しかけながらお線香をあげてくれました。



うれしいなぁ。

こまさのこと、覚えていてくれる人がいること。

ありがたいなぁ。





こま弟くんの発育は今のところ順調とのことでしたニコニコ


今のところ完母でやっているのですが、おっぱいから直飲みだと、こま弟くんは吸い込む力が弱めなようで時間がかかってしまってお互い負担なのではということから、搾乳した母乳を哺乳瓶で与えるという方法をとっていたところ、哺乳瓶に慣れてしまい、おっぱいから飲んでくれなくなってしまいました。(おっぱいを近づけるとめちゃくちゃ嫌がられるという切ない状況えーん



こまさの時に1年半以上搾乳一本でやっていたおかげさまで母乳の出も今のところとても良いみたいです。こまのおかげだなー。こま兄ありがとねーキラキラ


(母乳に関して書いた過去日記、よろしければ!)



そんなわけで、私は搾乳慣れっ子なので、このまま搾乳した母乳を哺乳瓶であげるのでもいいかなー。なんて思っています。




搾母のメリットとしては


星量が目に見えるので安心

どのくらいの飲めたのだろうかという不安がない。 目標量を確実に与えられる安心感がある。


星夫も授乳することができる

今のところ冷蔵庫に3回分くらい冷蔵母乳ストックを用意してあるので、ちょっとしたお出かけや、休みたいときに誰でも温めて授乳することができます。予備に冷凍母乳も母乳バッグで用意してあります。


搾母のデメリットとしては


ダイヤグリーン哺乳瓶や搾乳器の洗浄が手間

ミルクの場合哺乳瓶は2,3本あれば使い回せるのだろうけど、哺乳瓶のまま3本程度冷蔵保管してるので、現在7本の哺乳瓶でローテーションしてます。7本。。。多い。。。

搾乳器は部品が多くて(ピジョンの手動を使ってます。電動のほうが部品が少なくて洗いやすいのですが、吸引力の調整ができなくて私には合わなかったので手動を選択してます)洗うのが大変で。また、消毒(ミルトン)していると使えないので、搾乳器2台を使いまわしていたのですが、結局手間で、ほとんど手絞りをしています。


ダイヤグリーンすぐに与えられない

お腹が空いてギャン泣きされても、搾母を冷蔵庫から取り出す乳首をつける温めるという手順を踏まねばならず、5分程度待たせてしまうことになります。その間さらにギャン泣きされます笑い泣き

おっぱい直ならすぐ与えられるっていいなーと心底思います。




新生児訪問でこのことを相談したら、11回でもいいので、おっぱいを咥えさせる練習をしたほうがいいとのこと。

成長とともに吸う力が強くなるので次第におっぱいから直に飲めるようになるかも!なのだそうです。嫌われない程度に練習をしていこうと思いますグー



今日はこまさの35回目の月命日です。


母乳のこともそうだし、こまさがいてくれたおかげで、弟くんの子育ても悪戦苦闘しながらも楽しくやれているよー。


いつもありがとう。

こまさ、大好きだよーラブラブ

こまさの弟が生まれてから16日が経ちました。


母子ともに特段問題ないとのことで予定通り、生後7日目で退院することができました!


帰宅したらこまさのお家(お骨が入っている)ゾーンに夫からのサプライズ装飾が爆笑

不器用な人なので、こういうことするタイプじゃないのに!!


とっても嬉しかったです照れ

ちゃんとお供えのお花も替えてくれているところがまた嬉しいひまわり



2週間ぶりに会う猫は大泣きで私の帰宅を歓迎してくれたけど、赤ちゃんを連れていることに気付いたのか、その後は警戒して寄り付かなくなってしまいました。。。

泣き声とか気配にビクビクしちゃって、ベビーベッドが置いてあるリビングにも寄り付かなくなってしまって。。しばらくしたら慣れてくれるかなぁ。

ストレスをかけてしまって猫には申し訳ないなぁ。(うちの猫は目が失明していて見えません) 


一方赤ちゃんの方も家に帰ってきたとたん、咳をしだして(そこまでひどい咳でもないし頻繁でもないけど)、猫の毛のせいかな??と不安な気持ちもあります。



うまくやっていけるといいなぁ。



おっぱいあげてもおむつ替えても全然泣きやまなくて、えーっなんでーえーんって思ってしまうこともあるけど、普通に赤ちゃんが家にいて、自分で呼吸をしてるってことが当たり前じゃないって事を知っているから、少し心に余裕が持てていると思います。

こまさのおかげだねー。ありがとう、こま兄キラキラ


第二子だけど、私にとってはなにもかも初めてのことだらけで悪戦苦闘しながらもなんとかマイペースで楽しくやっています。


時間がなくてたいしたこと書けないけど、落ち着いたら出産レポでも書いてみようかなーと思ってますウインク