和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
七夕は
織姫、彦星の恋物語から始まりますが
新暦の7月7日は
まだ梅雨のさなかで
星空もよく見えないかもしれません。
旧暦の七夕は現在の8月なので
さて気になる二人の恋のお話は・・・
天の川の西岸に織姫という娘が住んでいました。
織姫は機織りの名手で
美しい布を織り上げては
父親である天の神様を大変喜ばせておりました
そんな娘の結婚相手を探していた天の神様は
東岸に住む働き者の
牛使い彦星を引き合わせました。
二人はすぐに恋に落ち
めでたく夫婦になったのです
しかし困ったことに
結婚してからというもの
二人は仕事もしないで仲睦まじくするばかりで…
それを怒った天の神様が
天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまいました。
しかし、悲しみに明け暮れる二人を
不憫に思った天の神様は
一年に一度だけ七夕の夜に再会することをしました
二人は七夕が来るのを心待ちにして
一生懸命に働きました。
こうして二人は
天の神様の命を受けたカササギの翼にのって
天の川を渡り
年に一度の逢瀬をするようになったのです
この星物語には
「怠けてばかりいると好きな人と会うこともできなくなる」
「一生懸命働くことで良いことがある」という
大切なメッセージが込められているのですね
今頃…織姫と彦星は
明日の一年ぶりの再会を
心待ちにしていることでしょうね
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会
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