和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
昨日の「いろはにほへと」に続き
今日は「いろはにほへとの意味」を
「いろはにほへと」を漢字で書くと
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
意味は
平安時代末期に流行『涅槃経(ねはんきょう)』の
「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」を
表すと言われています。
色は匂へど 散りぬるを
香りよく色美しく咲き誇っている花も
やがては散ってしまう
諸行無常(しょぎょうむじょう)
我が世誰そ 常ならむ
この世に生きる私たちとて
いつまでも生き続けられるものではない
是生滅法(ぜしょうめっぽう)
有為の奥山 今日越えて
この無常の
有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて
生滅滅己(しょうめつめつい)
浅き夢見じ 酔ひもせず
悟りの世界に至れば
もはや儚い夢を見ることなく
現象の仮相の世界に酔いしれることもない
安らかな心境である
寂滅為楽(じゃくめついらく)
日本語は素晴らしいです
美しい日本語が使えるように
精進したいと思います
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会
電子手紙omotenashi@yn-wanokai.jp