和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
NHK大河ドラマにもなる「蔦屋重三郎」って
「江戸のメディア王」といわれた
地本問屋(娯楽本を出版した版元)
蔦屋重三郎って何者
本繋がりで「TSUTAYA」かと思ったけど
関係ないらしい
「蔦屋重三郎」は
寛延3年(1750年)吉原で生まれ
父は遊郭の勤め人「丸山重助」、母は「津与」で
のちに吉原で茶屋「蔦屋」を営む
喜多川家の養子となりました
なので、本名は
「喜多川珂理(きたがわからまる)」
蔦屋も重三郎も通名です
文才があったようで「蔦唐丸」という洒落た名前で
狂歌(きょうか:風刺を効かせた短歌)
戯作を執筆して「蔦重」とも呼ばれたようです
蔦屋重三郎が、吉原で営んだのは
茶屋ではなく細見屋です。
ドラマでも「吉原細見」
(遊女の名前と人気度を店ごとに記した情報案内書)に
奮闘していましたね
天明3年(1783年)には
日本橋通油町に進出し「耕書堂」という名の
書店を開きました
新人作家を発掘して
黄表紙
(江戸時代に流行した大人向けの漫画本)や
洒落本も出版して大ヒットとなり
巨万の富を築くようですが…
寛政3年(1791年)
に洒落本が風俗をみだしたとして
蔦屋重三郎も
山東京伝の本を出版したとがで
財産半減の処罰を
受けることになってしまったようですよ~
今後のドラマも楽しみですね~
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会
電子手紙omotenashi@yn-wanokai.jp