水戸大使の安達和子です
水戸の魅力お伝えいたします。
水戸の魅力発信
弘道館の第5回目は「彰往考来」です
水戸には
「彰往考来」という言葉があります
「過去をあきらかにして、未来を考える」という意味です。
この思想は、徳川光圀が
明暦3年(1657年)、30歳のときに
日本の未来を考えるには
国の成り立ちを知り
学ばなければならないと「大日本史」の編纂を始めました。
そして水戸学が生まれ
徳川斉昭公が日本最大の藩校「水戸弘道館」を創設し
「尊皇攘夷」という思想が生まれたのです
この大日本史編纂事業は
水戸家で12代250年にわたって継続されました。
藩主就任後の寛文12年(1672年)に
光圀は史局を「彰考館」と名づけました。
その後、水戸学が生まれますが
「彰往考来」の精神は
水戸徳川家が受け継いだ水戸学の精神といえます。
「過去をあきらかにして、未来を考える」という考え方
私の今の仕事にも相通じます。
私は難しい日本文化をお伝えしているのではなく
いにしえからある生活の知恵を
今の生活でも大事なことを
後世に伝えていきたいと考えています
今の時代は
様々なことが目まぐるしく変わり
今ある情報もあっという間に古くなり
過去の考え方などが通用しなくなってしまいます。
それなので、多くの情報を収集し
修正していかないといけないのですが
過去がすべて古いものではなく
忘れてはいけないものも多いのです。
彰往考来の教えのように
過去を考え未来も考えていきたいと思います
水戸大好き
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会
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