水戸大使の安達和子です
水戸の魅力お伝えいたします。
水戸の魅力発信
弘道館の第2回目は「一張一弛」です
「一張一弛」の思想で偕楽園とともに作られた弘道館
この「一張一弛」は
水戸黄門で有名な水戸藩第2代藩主
徳川光圀公の子孫にあたる第9代藩主の徳川斉昭公が
実践したまちづくりの思想なのです。
水戸といえば「水戸黄門」というほど
水戸藩第2代藩主徳川光圀公が有名ですが
そこにもう一人忘れてならない名君
それが第9代藩主の徳川斉昭公です
弘道館も偕楽園も、斉昭公が重んじた
「一張一弛」という思想によって造られました。
厳格に学問に励む場所が弘道館
藩主から武士、領民まで
みんなで楽しむ場所が偕楽園だったのです
これは身分制度が存在していた江戸時代では
かなり開かれた考えでした。
「厳しくする」のは
旧水戸藩の藩校である弘道館で
敷地内には正庁
至善堂の他、武術や医学、天文学
さらに馬場や砲術場までが整備され
総合的な教育施設でした。
藩士とその子弟には
15 歳から 40 歳までの就学が義務づけられており
生涯を通じて学び続けました。
人材を大切にするが故に、厳しく鍛えたのですね。
「やさしくする」では
日本三名園の一つの偕楽園です。
斉昭公が千波湖に臨む七面山を切り開き
領内の「民と偕(とも)に楽しむ場」にしたいとして作られました。
園内には約100 品種、3,000 本の梅が植えられています。
学びに疲れたときには
偕楽園でリフレッシュしたのでしょう
水戸の「一張一弛」は
「弘道館は学問を修行する場」
「偕楽園は学問の余暇の場」として
ほどよく厳しくしたり、やさしくしたりする
二つが対をなす施設であることと
民と共に楽しむだけの庭園ではなく
そこには学問との結びつきもあることもわかります
水戸大好き
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会
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