和文化・おもてなしマナー講師の安達和子です
本日は【暦便覧】について話しますね
二十四節気の話もしていますが
その中でも「暦便覧によると」と書いていますが
この聞きなれない「暦便覧」とは何ですかと
ブログを読んだ方から質問を受けました
ありがとうございます
暦便覧は「こよみびんらん」と読みますが
正式には「こよみ便覧」のようです。
暦便覧とは
江戸時代の中期から後期の
常陸国宍戸藩(現在の茨城県笠間市平町)5代藩主である
松平頼救(まつだいら よりすけ)が
天明7年(1787年) に著した暦の解説書です
松平頼救は
隠居して太玄斎(たい げんさい)を
名乗っていたときに完成した書物とされています
現代における二十四節気などの暦の考え方を
ある程度形付けた書物で
二十四節気以外にも、月のことや七曜
雑節のことなど幅広い情報が記載されています。
当時の人たちが
暦に対してどのような知識があったのかがわかる貴重な資料です
「こよみ便覧」は
国立国会図書館に保管されていて
「国立国会図書館デジタルコレクション」で閲覧することが出来るようです。
新型コロナウイルス感染症が収まったら
国立国会図書館に行ってみたいと思いました
食欲の秋だけではなく、読書の秋に…
お読みいただき嬉しく思います
ありがとうございました
一般社団法人大和撫子和乃会