2/16鑑賞
JCSエルサレム初日の後、遅すぎるお昼ご飯 兼 早すぎる夕ご飯でタコライスを食べてから観てきた。
ある朝の出勤前に支度をしつつニュースを見てたら、北斗さんと萌音さんと光石さんが本作の宣伝をしていて、配信されたら観てみようと思っていた。
しかし、まず最初に本作に渋川清彦さんが出てると教えて頂き次に観られた方の感想を拝読し
これは絶対大画面で観たい!!
大画面の渋川さん!!!( *゚∀゚)=3ハァハァ
ってなり、行けそうな日を虎視眈々と狙ってた👀だけど平日は仕事終わりと上演時間のタイミングが合わず、今週土日もちょっと無理で、せっかく有給をとったこの日に行くことにした!
お昼に佐野さん夜に渋川さん
最高すぎる1日
観終わった後はいっぱい感想があったはずなんだけど、その後にJCSエルサレム初日の感想を長時間ポチポチしてたら、思っていたことがポロポロ抜けてしまった
とりあえず歯を磨いてる渋川さんにニヤついてしまって、マスクしてて良かったーって安堵したことが一番記憶に残ってる笑
あと、山添くんが転職先に残ることを決め、その会社のことを嬉しそうに話している姿を見ていた時の表情と涙がすごく良かったなぁ。
本当に山添くんのことを気にかけていたのと、もしかしたら仕事が原因で...のお姉さんのことを少し重ねていたのかな?っていうのが伝わってきて、なんか私ももらい泣きしそうになった。
あと、こんなことをブログに書くのはちょっと躊躇われるんだけど、渋川さんってお手洗いに行く時「しょ○べん」とか「おし○こ」とか言うキャラクターがなんか似合うなって思った笑
勿論演技あってこそなんだけど、声なのかな?存在感なのかな?
どこが好きとははっきり言えないんだけど、やっぱりすごく好きな俳優さんだなぁ
そういう意味では光石研さんもとても良かったな。光石さんも、本作のようにすごく良いおじさんだったりめっちゃクズで気持ち悪いおじさんだったり、まるで正反対の役でもピッタリはまる素敵な方だよね。
もし渋川さんや光石さんのように私が姉を亡くしてしまうようなことがあったら同じように苦しむのかなって感情移入しちゃった。特に写真にお酒を置いて話しかけてるシーンはすごく心にきた。
PMSに翻弄される藤沢さん(もねさん)。
PMSって個人差あると思うけど、私もお腹の底から湧き上がるイライラと、頭と体のダルさと、抗えない眠気が来るタイプだから、なんか共感出来た。(もちろんムラはある)
しかし、誰彼構わず突発的にあのレベルまで噛み付いちゃうってのはめちゃめちゃ生き辛いだろうな。ダルさも半端なさそうだったし...。
PMSが言い訳にならないこともはよく分かってるんだけど、そうは言っても脳も体も神経過敏になってちょっとしたきっかけで暴発してしまうどうしようもなさ。
落ち着いてから気付く自分の失態の後悔と情けなさ、自分の心身がコントロール出来ない苦しみって、本当に辛いよね…。
これは私の個人的な考えなんだけど、こんなに毎月毎月嫌な思いしてさ。毎月って言っても赤裸々に書いちゃうと排卵期~生理が終わるまでの期間って大体2~3週間よ。ってことはひと月の半分以上はなにかしら影響があるわけ。
それで子供を産むならまだ甲斐があるけど、私は多分この先もそんな日は来ない(子供を産まない人生の覚悟を決めた)から、マジでなんのためにこんな思いをしてるのか、まるで意味がないなって心底思う。早く終わってほしい。こんな股は嫌だ~
話を戻します...笑
そしてパニック障害を抱えている山添くん(北斗さん)。ぶっちゃけると初彼が同じ病を抱えてたんよね。ふとあの頃のことを思い出しちゃったなぁ...。
私も若かったし、そもそも初彼で何が普通かも知らなければ色んな憧れもあったから、なかなかしんどかったな。彼は今どうしてるんだろう。苦しんでないといいけど。
発作が起きたのを初めて見たのが一緒に近所の図書館に行った時で、本当にびっくりした。あんなのが定期的に起こるor起こってしまうかもしれない恐怖が常にあるのはすごく怖いことだろうな。
藤沢さんも山添くんもそうだけど、苦しすぎて自分のことに精一杯で他の人のことが見られなくなっていて、そのことが更に苦しみを生んでいて、とても辛そうだった。
病気=通院・処方箋=すぐに良くなるってわけでもなくて、そりゃ辛いしこの先も長いことを考えると不安と怖さと絶望を感じちゃうよね。頑張り続けるなんてとても出来ないよ。耐え忍ぶしかない。
でも、そんな自分に適度な距離からほんの少し理解して助けてくれる人がいたり、自分が余裕のある時は同じく適度な距離からほんの少し誰かに寄り添えたら、人って捨てたもんじゃないよねって思えるんだろうな。
その「人」には自分も含まれてるわけで、そういうちょっとした受容や温かさは少しずつ自分を癒してくれて、それが周りに対しても広がっていくって、なんかすごく嬉しいよね。
★男女間でも苦手な相手でも助けられることはある
★闇を知っている人は明るさを知ることが出来る
★夜明け前が一番暗い
って言葉が心にすごく染みたなぁ。
特に最後の夜明け前が一番暗いってやつ。
英語では「It's always darkest before the dawn」と言うらしい。直訳すると「朝の来ない夜はない」。
絶望を感じるほどの長く暗く苦しい状況はずっと続くわけではなく、いずれ必ず希望の光が見える時が来るということで、その日記を読んでいるシーンはなんか涙出た。
プラネタリウムの星空もとっても綺麗なんだけど、定期的に挟み込まれる夜景がキラキラしていてそれも綺麗で。
夜景のひとつひとつの明かりって人々が暗い夜に灯して作り出している星空のようだから、こんなにも心に響くんだなぁって感じた。
星の話の中で、オリオン座のベテルギウスがいずれ消えてベガに代わる?というようなことを言っていた。
気が遠くなるような歳月でそこにいる星ですら少しずつ変化していていずれ消えるのならば、ちっぽけな人間の人生の中に変化が訪れたりいずれ死ぬことなんて当然のことであり世の摂理なんだなって思った。
とても素敵な映画だった!
余談だけど、藤沢さんの部屋に飾ってあった文鳥マトリョーシカみたいな絵が超可愛かった文鳥好きにはたまらんっ
さり気なくしっかりとあの角度から映してる印象を受けたから、制作陣の中に文鳥好きがいるのかな?って思った(・∀・)人(・∀・)ナカマ~🎶
あー縛虎申様観たくなってきた(*´д`*)ハァハァ