11/26鑑賞

 

 

この日は図らずとも、

1作目の「かぞく」で阿部進之介さん(バジオウ)

3作目の「ヴィレッジ」で一ノ瀬ワタルさん(タジフ)

を観れちゃったラブキャッ飛び出すハートとか思ってたら…。(←キングダムの登場人物の中でバジオウが一番好き。山の民も大好き。)

 

そんな興奮が一気に冷めるほどの重たさよ真顔

 

重い…。重すぎる…。

不幸が重なり過ぎる…。

虐げられた者の痛みが痛すぎる…。

村の権力者も村民も酷すぎる…。

搾取する側とされる側が明確に分かれ過ぎてて辛すぎる…。

事が悪い方へ悪い方へと進んでどうしようも無さすぎる…。

っていうか暴力はやめて!!!!!!!

 

って感じで、感想の書きようがないほど苦しすぎるストーリーだった。

 

こんなに救いのない話ってあり真顔

なんで?なんでそうなっちゃった?そうなる前になんで逃げなかった??

 

って思うけど、本当に追い詰められると逃げ道も逃げる意欲も失ってしまうとかそういう感じなんだろうか。

 

ラストで、彼が村にいられなくなるって形ではなく、進んで村から出て行くっていうところは僅かながらの希望があって良かった。

 

けど、きっとほとんどの視聴者が「その希望と救いを少しでも優(主人公)に分け与えて欲しかった…」と思ってるはずだよえーん

 

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優を演じた横浜流星さんは「あなたの番です」で観て以来。その時はまぁ無難な演技というか、役のせいもあってか下手したら微妙??って思っていたんだけど、本作の演技力には驚いた。

 

かなり良い表情をしていて、とても引き込まれた。堪えに堪えまくって、堪りかねた思いが変な呼吸になって現れ、俯いているシーンにはとてつもない凄みを感じた。

 

他のキャストも演技派揃いで素晴らしく、余計に悲惨さが増していたショボーン

 

作中に「邯鄲の夢」が出て来て、本当にその通りだけど、とは言えせっかく人生を生きているんだから、「幸せは続かない」とか「人生は儚い」とかだけじゃなく、自分の幸せを望んで、そのために生きていっていいじゃんって思った。

 

そう考えるのは私が比較的自由に選択できる場所で自由に生きているからかもしれないけど…。うーん…。

 

本作は23時頃観終わったんだけど、めちゃめちゃ胸が痛んで変に頭が冴えちゃったせいか、なかなか眠れないし変な夢見るし頻繁に目が覚めるしで、月曜から超~寝不足だった魂が抜ける

 

なんとも辛い映画だった。