面倒な毎日

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育児、ハンドメイド、愚痴など

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テレビで子供にリードをつける親の特集。

うちはつけない派でした。
比較的大人しい子で、手をつなぐのを嫌がったり、だっこをいやがる子ではなかったから。

でも手をつなぐのを嫌がったり、手をつないでいても一瞬のすきをついて手を振り払って走り出す子供は見たことはあります。
だから、つける事は別にいいのではないかと思う。
手をつないで大人しく歩いてくれる子だけではないのです。
妊娠中で抱っこが出来ない、とっさに走れないという人もいるかもしれません。足が悪い人かもしれません。
そしてもう一つ思うのは、外で子供を叱りにくくなりました。危険な事をして叱る、いけない事をして叱る、そんな時にちょっと声を荒げてしまうだけで白い目でみられる事もあります。
手をつないでくれない、走り出してしまう等あっても優しく諭さなくてはならないのです。
「だめよ!走ったら危ないのよ!」という一言でさえ、「子供は走りたがるものなのよ~そんな叱ってもわからないじゃない…お母さんがしっかりしないと~…」という外野の声。
確かにそうかもしれない。叱っても二歳や三歳の子供にはわからないかもしれない。でもわからなくてもダメなことはダメと言い続けなければいけないんです。

うちは走り出すことはしなかったのですが、買い物中に商品を手に取りたがる子でした。ある日の買い物中に子供が商品に手を伸ばそうとしたので、
「だめよ。買わない物はさわってはいけません。」
と叱りました。そこに通りすがった見知らぬご婦人が一言。
「いいじゃない。怖いお母さんね。あなたは全くさわらずに買い物できるの?」
…ではあなたは他人がベタベタさわった物を買いたいんですか?
大人が商品を吟味するために手に取るのとは訳が違いますよね。

手をつながなかったからと言って無理矢理に手を取るだけで乱暴と捉えられかねない。そして無理矢理手をつなぐと子供は泣いてうるさい迷惑と思われる。
手はつないでいたけれどすり抜けて走って行ってしまった。迷子や事故にでもあったら親が責められる。
危険回避の為リードをして白い目で見られる。
…八方塞がり。


あるキャスターは今回のリードの件を奴隷制度を思い出す、昔は子沢山でもリードをせずにいた、と不快感丸出しのコメントをしていましたが、それは違うんじゃないでしょうか。
子育ての環境なんて今と昔は違うものです。
ましてや奴隷制度だなんて、使わない派の私でさえ腹立たしく思いました。


でも犬のお散歩みたいに紐をのばして人混みを歩かせているのを見ると危ないなあと思います。
手をつなぐ、つなぐ努力をするのは大前提。
子供を自由に歩かせる為の物ではなく、あくまで危険回避の為の補助だと思います。