お客さまから思いがけずいただいた…ニールズヤードのピローミスト
これ…香りが主にラベンダーなんです。ラベンダー…私が大好きな香りです
お客さまはこれがラベンダーだから選んだわけではなかったのですが、偶然にも…私の好きな香りで、私は大興奮枕じゃなくて…自分が使うタオルとかにもプシュップシュッとふりかけまくっています(^^;
ニールズヤードは、ロンドンでお店も行ったし、セラピールームにも行ったことがあります。あの時のリフレクソロジーの方…すごかったなあ(過去記事にも書きましたが)。
先月のイギリス滞在では、ニールズヤードのセラピールームには立ち寄れなかったのですが(何せカードの限度額超えてしまって手持ちの現金で暮らす生活)、次回イギリスに行ったときは…また行きたいなあ。と思いました
6/23(日)は羽田空港にてティータイム、スピリチュアルカウンセリングの受付をします。
スピリチュアルカウンセリングは20分3000円、50分5000円(延長は10分1000円)になります。ティータイムは1時間2000円です。
7/7(日)は白山「Qui」さんにて11~16時待機しています。
Quiさんにいらっしゃる方には、お好きなドリンクを1杯サービスさせていただきます。
メール鑑定、Skype通話セッションは随時受付しております。
全てのお問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。
東京でのイベント、お客さまとのセッション、ティータイムも無事終了し。フライト前にはいつものサクララウンジへ。
ここで炭酸水を飲むのが…サイコー!!私にとってはビールより炭酸水です。ビールは眠くなるけど炭酸水は眠くならない(それに小松空港から車を運転して帰らないといけないのでもともと飲めない)
今回も無事クラスJへアップグレード成功しました。
そして無事小松空港へ。小松空港に着いたら、まだ空港ピアノをギリギリ弾ける時間だったので…思い切って再度、発表会の曲にチャレンジ。
結果…無事…、成仏できましたほぼノーミス。つっかえずに弾けました
これが…発表会でできてたらなあ…
でも…起こってしまったことはしょうがない。それによって得られたものは計り知れないから。つらい記憶だけど、でも、プラスのほうがたくさん残ったことが今ではわかる。
弾くとき、正直かる~~いフラッシュバックじゃないけど…思い出して辛くはなるんですが、でも、弾いてないと指がすぐ忘れる!!…なのでつらいんですが、弾き続けようと思いますだってせっかく暗譜で弾けるようになった貴重な曲なので・・・。
さて、フィンドホーン創始者のアイリーン・キャディの本に感銘を受けたので、関連の本たちを今買って読んでいます。
同じく創始者のひとり、デイビッド・シュパングラーの本、The Call(人はなぜ生まれたか)。
彼の本はすごく難解らしいのですが、この本は非常にわかりやすいと翻訳の山川さんが書いていました。
この本、欲しい方がいましたら差し上げますのでメールにてご連絡ください。
この本に載っていた、興味深いエピソード。アーサー王と円卓の騎士のお話なのですが、英文専攻だったくせにそのへんは適当にしか知らない私は、ここに書かれているお話は…多分初めて知りました。多分。記憶喪失でなければ。
どんなエピソードだったかと言うと…アーサー王の甥で、ガウェインという見目麗しく、忠義深い男がいました。
アーサー王は、邪悪な騎士の城に乗り込んだとき、魔法によって勇気をくじかれへなへなになり、あっという間に邪悪な騎士に打ち負かされてしまいます。捕虜となってしまったアーサー王に向かって、邪悪な騎士はこう言います。
「おまえに問をやろう」
「この1年のうちにその問の答えが見つけられれば、おまえは助かる。もし見つけられなければ、おまえの王国をそっくり私がもらう」
そこで…、アーサー王はその問いの答えを探して放浪の旅に出るわけです。邪悪な騎士が問いかけた問いは、
「すべての女性がもっとも望むことは何か」
アーサーはもちろんその答えがわからないので、旅で出会ったすべての女性に質問しまくります。「おまえの望みは何だ?」と。
少女にも老婆にも、農民、商人、職人、貴族、未婚者、子持ち女性…あらゆる女性に聞きまくるけど、うまくいかない。だってみんな言うことが違うから。ある女性は「美しさ」というし、また別の女性は「健康」だと言う。そのほかにもお金とか、立派な騎士の夫とか、子どもとか、若さとか、恋人とか…、ありとあらゆる答えが返ってくる。これは現代も似てるんじゃないかなあ。
明日はいよいよ期限の日だと迫っても…、アーサーは答えらしきものを全く見つけられず。
うちひしがれたアーサー王は、とある暗い森に入っていきます。その森の中の大木の根本に、目をそむけたくなるような、それはそれは醜い老婆がしゃがみこんでいたそうです。老婆を見たアーサーは、関わるまいとその脇を通り過ぎようとしたら。
すると、その老婆がいきなり立ち上がって、アーサー王を叱りとばしたんです。
「これ、そこな騎士よ。立派な鎧に身を固めてさぞかし高い身分の者かもしれんが、レディを無視して通り過ぎるとは、この無礼者め!」と。
アーサー王はあわてて馬を降りて、非礼をわび…機嫌をなおした老婆は、アーサーに、「お前の探しているものを、私は与えることができる」と言うんです!つまりそれって…問いの答え??
ただし…それを教える代わりに、老婆は、若くて健康で立派な騎士を、自分の夫として与えてほしい、と言うんです。とりあえず答えが欲しいからその条件をオッケーしちゃったアーサー王。…おいおい、そんな安請け合いして…と思いますが、自分の命と領地がかかっているから仕方なかったのか・・・。
翌日、邪悪な騎士の城に出かけたアーサー王。邪悪な騎士が出て来て、問いの答えを要求するんですが…アーサー王は「愛」とか言って、でも不正解。女たちが言ったことを次々言っても、全部間違っている。そこで…、アーサーは、最後に、老婆に教えてもらった答えを言うんです。老婆が教えてくれた、全ての女性が望むもの、とは…。
それは、 「自分の意志を持つこと」 これが…正解でした。めでたくアーサー王は自分の命も領地も奪われずに済んだんです。 自分の意志を持つこと。それは…現代でも通じると思います。夫の顔色を伺って、あれはダメだろうな、これも反対されるししちゃいけない、言わないほうがいいよな…と過ごす女性は多い。でも…本当は自分の意志の通りにしたい。ただ、自分の意志を貫きたい、自分には意志がある、ということを、封印されてるというか、忘れてしまって、ただただ、依存の人生が幸せだと、眠ったままの状態の女性たちもいるだろうけど・・・。 |
アーサー王が1年ぶりに無事戻ってきて、円卓の騎士たちも大喜びなんですが…、でも、忘れちゃいけないのは…醜い老婆との約束。あの醜い老婆に、若くて立派な騎士を…夫として与えなければいけません。
落ち込んでるアーサー王を見て、ガウェインは、「王よ、あなたの悩みを私にも分けてください。」とか言うわけです。アーサー王は、これこれこんな事情で、と説明したところ…忠義心厚いガウェインは、「私が、その女の婿となりましょう。」と申し出るわけです。
ガウェインは、自分の甥だし、何よりハンサムで見目麗しく、若く、健康で…アーサー王は反対したけど、ガウェインも王を助けたいと思ってますから、言い出したら聞きません。結局、ガウェインが老婆の夫となります。
宮廷で結婚式が行われ、そして…初夜がやってきます。しかしガウェインは、花嫁にずっと背中を向けて、ため息ばかりついています。このへん…私は正直、あんまり好きじゃないです。だって、王と国を救ってくれたのはこの老婆ですよ?もっと敬意を持って接することはできないのか。結局男って、見た目なのか・・・と思ってしまいました。そして、自分自身も老婆になることを思うと…老婆が酷い扱われ方、言われ方をしてるのを読むとですね…苦しい気持ちになるんです。これ、ぜってー男が書いた物語だなと思う・・・女性はこんな物語書けないと思う(ジョフリー・チョーサーは実際男性ですしね…)。
そんな花婿に対して、老婆はこう言います。
「わが夫よ、あなたは新婚初夜というのに、わたくしを見ようともなさらず、つまらなそうにため息ばかりついておられる。なぜですか」
ガウェインはこう、はっきり答えます。
「俺が、ため息ばかりついている理由は三つある。
ひとつ、あなたが老人であること。
二つ、あなたが醜いこと、
三つ、あなたの身分が低いことだ」
…いやもう、なんなん?って思います。お前は醜い。って…なんで面と向かって言えるのか??相手に対してのリスペクトとかないのか。男って…って思ってしまいます。
でも老女はそんな言葉にもひるみません。こう言い返します。
「ひとつ目、確かに私は年老いていますが、それだけ人よりも思慮が深く知恵に富んでるということです。
二つ目、妻が醜いことは、夫にとって幸運です。なぜなら、他の男が言い寄ることを心配しなくてもよいから。
三つ目、人の価値は生まれや身分で決まるものではありません。魂の輝きによるものです。」
…そーだよ!!その通り!!!
そうズバリと反論されて、ガウェインは、ふっと振り返って老女の花嫁を見てみたら、なんとそこにいるのは、輝くばかりの美しい乙女!!
「おまえは一体何者だ」と驚くガウェインに花嫁はこう答えます。
「実は、私は悪い魔法使いに魔法をかけられて、老婆の姿に変えられていたのです。
二つの願い事がかなわなければ、もとの姿に戻ることができません。
立派な騎士を夫にするというひとつの願いがかなえられたので、私は一日の半分をもとのこの姿で過ごすことができるようになりました。
もとの姿でいられるのは、昼がよいですか、夜がよいですか。
わが夫よ。お選びください」
ガウェインは…まあ男性ならそう答えるだろうな、ということを言うのですが、「その美しい姿は、二人だけの夜の時間に見せてほしい。できれば、その美貌を他の男たちに見られたくはないものだ」と答えるんです。
しかし花嫁はこう自分の意見を言います。
「女というものは、他の殿方や女性たちとお付き合いするときに、美しい姿でいられることが、非常な幸せなんですよ」と。
それを聞いて、しばらく考えたあとガウェインはなんと言ったのか。
「おまえの好きにするがよい」
すると…、花嫁が満面の笑みを浮かべてこう言ったんです。
「たった今、二つ目の望みがかないました。
私は昼も夜ももう老婆に戻ることはありません」
二つ目の願い事が何だったか?つまり…
「自分の意志を持つこと」。
彼女は…夫ガウェインによって、自分の意志を持つことを許されました。自分の好きなほうにしていいと。夫の要求するほうに従うのではなく、自分が選んでいいのだと。
彼女には…力がある。自分で選択する力がある。それを認めたんです。ガウェインは、彼女を支配しようとはしなかった。…なんて、素晴らしい。そっぽ向いてたときは、嫌な奴!と思っちゃいましたが…。
これこそが、愛の表現だと…デイヴィッドは書いています。
愛とは…この物語のように、相手に力を返し、相手の尊厳に敬意を払うこと。相手の価値をそのまま認めること。…これって、じゃあ私たちって、我が子に対して、出来ているかどうか・・・。自分を振り返ると、できてないことが多いなあ、と感じます。
相手に選ばせる。じゃなくて、親が決めて、親が提案して、親の言う通りにしておけばよい、親が望む方にしてくれ、ってのは…私たちは、ついついやってしまう。
こっちの進路に行ってほしい。こういう就職先はやめてほしい。こういう人物たちと付き合ってほしい。ああいう人たちとは付き合わないで。…何から何まで、親の希望を押し付けること、やってしまいがちだ…(少なくとも私は)。
このお話を知って、つい…試してみたくなりました。
夫に…もし私が、めちゃくちゃ醜い老婆になっちゃって、でも一日の半分、昼か夜だけかは元の姿に戻れる。ってなったら…パパはどっちを選ぶ?と。日中、自分が仕事に行ってるときに私が元の姿か、それとも夫が家に帰宅したら、おばあさんじゃなくて、元の姿でいてくれるほうがいいのか。
私は、日中元の姿でいるほうは自分としてはハッピーだ、とも言いました。
そしたら夫は…昼間、元の姿のほうがいいんじゃない。と言いました。
何で?と聞いたら・・・
「そっちのほうがママがハッピーだから。」
と。
…そっか…夫、私がより幸せなほうを選んでいいって言ってくれるのか。・・・なんか、めっちゃいい人間性のような気がする・・・。
ただ夫はもう50代だし、若いお嫁さんが欲しい、って年でも状況でもないし、私もすでに中年女性で若くも美しくもない状態で一緒にいるわけで、それがおばあさんになったところで?あまり衝撃とかダメージはないのかも・・・。う~ん、これは質問の仕方が悪かったかも・・・。夫に質問するとき、設定を、自分が婚活中だとして、若くてきれいなお嫁さんをもらえるとして…みたいにしないといけなかった
自分で選択できる。…それは、自分に力を与えることで、自分が尊重されていること。
女性も子どもも、誰でも…自分の意志を尊重してもらえる、って…生きる喜び。だと思います。
逆に、いつも自分の意志を尊重してもらえなかったら…自分には力がない、と感じてしまうし、自分のエネルギーも、だんだん弱くなっていってしまうのだろうと思う。本当は力があるのに、力を失ったようになってしまう・・・。
言い換えれば、自分のエネルギーを高めたいならば、自分の意志を持ち、それを尊重し(まず自分がそれを尊重してあげる。どうせ…みたいにしてつぶさない)、実践していけばいいのかも。瞑想とかセミナーに出るのも悪くはないけど、日常生活で…実践ができるかどうか。
食事ひとつとってそうだと思う。料理したくない、という意志を持ったならば、その意思を家族が尊重してくれるかどうか。自分自身もそれを尊重できるかどうか。作りたくない…と思っても、ダメだよ、作らないと!と、自分で自分の意志をつぶしてないだろうか。そしたらその瞬間から…自分のエネルギーは弱まってしまうかもしれない。
自分にも、相手にも…意志の尊重をしてあげる。それだけで、人々は自分のパワーを取り戻し、自信をもって生きられるのでは…そんな気がします。
それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしください