皆さま、こんにちは。(^^)

フェーン現象で気温がぐんぐん上がった先日の日曜日、

第40回日本臨床栄養学会@虎ノ門ヒルズ

へ参加してきました。


日曜日の朝8:30から始まったシンポジウムは、

なんと「宇宙からみた人体栄養学」。

『宇宙旅行』時代が目の前にあること、

そして、宇宙食を災害時や地上食として

応用しようという事が今後の展望としてあるようです。


宇宙大好きな皆さんはご存知かもしれませんが、

現在の宇宙ステーションでは

生の野菜や果物が食べられるのです!🍎


日本が開発した宇宙の宅配便こと

宇宙ステーション補給機「こうのとり」が

種子島から生鮮食品を運んでくれるとのこと。

先月末に打ち上げられた7号機にも

みかんやマスカット、パプリカ、玉ねぎが

荷積みされ、無事届けられたそうです。


果物はかなりの人気だそうですが、

玉ねぎとニンニクは臭いがきついと不評だそうですが、、、W(`0`)W



宇宙ステーションでの食事は
⭐︎栄養補給
⭐︎楽しみ
⭐︎各国の飛行士とのコミュニケーション
として大事な役割があります。

宇宙に行ってすぐは、 血液が頭に登ってぼーっとし、

また味覚が地上とは変わってしまうために食欲低下が起こり、

はじめの1週間は特に体重が減ってしまうそうです。

(人工の水、人工の空気、宇宙放射線、真空状態

などの環境変化も食欲低下の原因になるとのこと。)

地上で「風味」を楽しむものは美味しく感じず、

香辛料など「刺激」のあるものが美味しいそう。

ちなみにコショウなど粉末調味料は

機械に入り込むと故障してしまうので、
(ダジャレか笑)

液体コショウ(調味料)があるそうです。




「美味しい宇宙食はミッション成功の鍵」

とまで言われており、国によって様々な工夫がされています。




現在、宇宙日本食は32品目

ラーメンやカレー、うどん、しゃけご飯、鯖味噌煮、わかめスープ、お菓子など...


微重力状態は骨の健康に影響がでるのですが、

骨粗鬆症対策はビスホスホネートなどの薬で

対応していますが、

今後は大豆製品の宇宙食で対策が出来ないか

研究中とのことでした!!

(大豆のメニューがないのも意外です。)



船長によって食事の時間の考え方は異なるようですが、

多くの場合、各国の宇宙飛行士が集まって

団欒する事が多いそうです。

そして、クルーが集まったときに各国の宇宙食を

物々交換するとき、

中でも人気なのはロシアのカッテージ(風)チーズとのこと。

宇宙旅行に行く際はお忘れなく?!


それでは、またm(._.)m