舞踊団公演『落花流水』 ファルーカ | 東京都江戸川区「森山みえフラメンコ教室」

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舞踊団公演の演目紹介の第三弾です。

 

3曲目はファルーカ。

 

私、暢、ドミンゴの3人で踊ります。

 

額田のお父さんは、

鏡王という方で神事を司っていました。

そして、額田は巫女としての力があった

という説もあります。

そこで、この舞台の設定では、

額田は『神の声を聴く人』としました。

 

私は思った。

権力を手に入れ、

人の上に立つ中大兄が額田を求めたのは、

美しさでもなく、

歌人としての才能でもなく、

実は、額田の

この能力ゆえだったのではないかと。

 

人の上に立つ人は孤独。

ピラミッド型のヒエラルキーの図を見ると分かるように、

上に行けば行く程、

自分と同じところにいる人が少なくなってくる。

 

自分と環境や境遇を同じくしている人同士は、

何も言わないでも通じ合えるものがある。

皆、同じような経験をしたことがあるから。

下の人は気楽に、

飲み屋で上司の愚痴を言い合える。

上の人はそうはいかない。

自分のところにまで至ったことのない人に

何か言っても、通じないことは多い。

雪を見たことがない南国の子供に、

いかに雪が冷たく、

人々の暮らしの障害になるかを説いても分からない。

 

上の人には上の人の悩みがある。

それは、下の人が上の人の

顔色を覗う悩みとは別次元のもの。

 

人の上に立ち、

人々を引っ張って行く側の人が

背負う荷物は重い。

 

でも、それを分かり合える友は近くにはいない。

 

 

芸能人だとか、

政治家だとか、

その他大勢とは違うところにいる人たちが、

霊能者とかの言うことを信じ、

頼り切ってしまうことは、

今も昔もあった。

 

人の上に立つ人は、

その精神力の強さ故に人の上に立てるのだけど、

けれども人間。

脆さはある。

誰かに分かって欲しいという

気持ちがない筈はない。

自分が導く民たちを、

不幸の道に導いてはいないか、

表に出せないだけで、

内心、不安でない筈がない。

 

中大兄は、

勘が鋭く、彼の気持ちを読み取れる額田に

『理解してもらえる』

という癒しを求めた。

そして、神の声を聞いてもらい、

未来を予想してもらい、

励ましてもらい、

安心と安らぎをもらった。

 

目的の為には人を殺すことも厭わなかった

中大兄の考え方を理解できる人は

少なかった筈。

でも、中大兄には中大兄の言い分があった。

「良い人のままでは

混沌とした状況で

良い国なんて作れないんだ」

 

外で戦う男には、自分が何であれ、

「それでいい」

と言ってくれる存在が必要だった。

でも、それが誰でもいい訳じゃなかった。

その人が言うからこそ、

「それいいんだ」

と思える人じゃなきゃダメだった。

要は、中大兄が認める人じゃなきゃダメだった。

 

額田は神の声を聴く人として、

男を愛し過ぎず、

子供にも情を掛け過ぎず、

浮世からは一歩離れたところで

生きて行くことを心に決めていた。

情に流され、

男や子供に軸を預け、

自分を見失いがちな女には、

そうでもしなければ、

自分の仕事を貫けない弱さがある。

 

女は情に流される。

 

自分を貫き、

自分を主張するには、

情を捨てねばならなかった。

 

中大兄は、普通の女人にはない

額田のその覚悟に惚れた。

自分の手に入っても、

手に入りきらないところを愛した。

中大兄にとって、

額田が弟の妻であろうと関係なかった。

 

額田にとって、

大海人との恋は、まだ幼き頃のものだった。

それが早くから実を結び、

穏やかに、幸せに続くと思っていた。

 

そこに孤独をまとった中大兄が現れ、

額田の心は揺れた。

神々の声を聴く能力故、

中大兄の孤独を神々が教えてくれた。

救いを求めていることを知った。

 

中大兄は、

「娘を二人嫁がせるから、額田をくれ」

と大海人に伝えた。

そうまでしても額田を手に入れたかった。

自分の目障りとなる者は

容赦なく殺してきた兄の恐ろしさを、

大海人は良く知っていた。

中大兄に逆らえなかった。

 

かくして、

子まで成した間柄の大海人と額田の仲は裂かれ、

額田は中大兄の妻になるのであった。

 

中大兄をドミンゴが、

額田を私が、

大海人を暢が演じ、

熱くも哀しい雰囲気を持つ

ファルーカで表現します。

 

 

ドミンゴには、

今回の舞台で課題を出しております。

 

「面白い人はいらない。

カッコいい人であって」

と注文を出しています。

 

笑いはいらない。

今回のドミンゴは笑いなしです。

 

面白いドミンゴは、

それはそれでドミンゴの持ち味だけど、

今回は封印。

新境地を開いてもらいます。

 

兎に角、出番の多いドミンゴ。

 

私に、女子生徒たちに振り回され、

頑張ってます。

今日は、ガロティンを踊る女子生徒と、

昨日はソロンゴ、タンゴを踊る女子生徒と、

明日も、私、ノブ、ドミと3人で

ファルーカ、ブレリアの練習をします。

大活躍。

 

 

ゲストがまだ若干

チケットを持っているようです。

興味を持って頂けましたら、

是非是非観にいらして下さい。

手配しますので、是非是非お問合せ下さい。

 


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