夏場はダニが繁殖しやすく、人に危害を加えるものもあります。
1、ツメダニ
布団、枕、じゅうたんなどに住みつき、人のフケやアカや髪の毛を
ヒョウダニという小さなダニを餌にしており、人を刺します。
2、イエダニ
ネズミに寄生するので、比較的古い家に住みつき人を刺して吸血し
ツメダニもイエダニも、太ももやお腹、上腕の内側など、柔らかい
激しいかゆみが生じます。また、ダニの死骸などによるアレ
(アレルギー反応のテストの図)
3、マダニ
屋外にいる体長5~10mmにも及ぶ大きいダニで、人を刺して吸
唾液に麻酔作用があるため、刺されたことに気づかないことがあり
まれに「重症熱性血小板減少症候群」や「日本紅斑熱」という重篤
(マダニの吸血前と、吸血後の図)
4、ヒゼンダニ
皮膚の角質層に寄生し、「疥癬(かいせん)」という皮膚病の原因
高齢者施設などで集団発生することがあります。
〈ダニから身を守るには〉
1、室内を清潔にし、ダニが繁殖しやすい状況(高温多湿)を避け
2、じゅうたんや布製ソファを避け、できればフローリングの床に
3、床や畳の掃除機かけ、寝具への掃除機、乾燥機かけは頻繁に行
4、シーツ、枕カバー、パジャマなどをこまめに洗たくする。
5、室内でのペット飼育はなるべく避ける。
6、山や草むらなどに行く際は、肌の露出をなるべく少なくする。
7、マダニに刺された時に無理に自分で取ろうとすると、噛みつい
これを書いていたら、何だか体がかゆくなってきました。早速、じ
【大久保忠俊(おおくぼ ただとし)医学博士・大久保外科/消化器科院長】
大久保外科/消化器科 浜松市中区菅原町16−15(県居小学校そば)
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