意外と思われるかもしれませんが、手の指には筋肉がありません。
我々が指を動かす時には手のひらと腕にある筋肉を使っています。
指を動かす時、「腱」と「腱鞘」がこすれ合いますが、負担がかか
原因は手首と指の使い過ぎで、長時間キーボードを操作したり、楽
親指の背側には2本の腱があり、親指を伸ばしたり広げたりする働
この腱の腱鞘に炎症をきたしたものが「ドケルバン病」
手を広げたり、親指を動かしたり、ペットボトルの蓋を開ける時な
手首の親指側にズキズキした痛みが起きます。
指に起こる腱鞘炎で、指の付け根の手のひら側の痛みや腫れをきた
指の曲げ伸ばしの際、引っかかりを感じ、ひどくなると指を動かせ
症状は朝方に悪化することが多いのが特徴です。
治療と予防は、
1、手首や指の安静。テーピングやシーネで固定することもありま
2、手首や指を温める。
3、痛みに対しては、軟膏や湿布などの外用薬を使ったり、症状が
ステロイド注射をすることもあります。
4、重症の場合は、手術で原因となっている腱鞘を切開します。
私の知り合いに、YouTubeで熱心にピアノ演奏の動画を送っ
いらっしゃいますが、腱鞘炎を起こしていないか心配です。
【大久保忠俊(おおくぼ ただとし)医学博士・大久保外科/消化器科院長】
大久保外科/消化器科 浜松市中区菅原町16−15(県居小学校そば)
TEL:053-453-4598 FAX:053-453-4975