小豆はスーパーマン(1)
小豆を煮て食べたり、その煮汁を飲むと脚気や腎臓、腫れ物に効果があると聞いた人は多いと思いますが、
漢方薬では薬になる穀物17種類の中で5番目にランクされ今でも病気の処方に使われている。
小豆には、実にバランスよく栄養素が含まれています。
良質のタンパク質はもちろん老化を防ぐビタミンとして注目されるビタミンEや
ビタミンB1、B6など豊富なビタミン類、血中コレステロールを下げるといわれる
リノール酸やリノレン酸、無機質といわれるカリウムやマグネシウムまで幅広く含まれています。
豆の栄養と薬効(1)
今日は、「あん」に使われている材料について、考えてみたいと思います。
最近は、「あん」は、たくさんの種類があります。様々な素材を使って、色々な「あん」が作られています。
今日は、そのたくさんなある「あん」の中で、代表的な”赤あん”に使われる 代表的な材料である”小豆”について、
少しお話したいと思います。
私の会社では、北海道産の二つの平野で栽培された小豆を使って、”赤あん”を作っています。
まず、生産量の70%を締める生産量の小豆は、北海道の旭川付近に広がる北空地地方で栽培されている”朱まり小豆”。そして、残り30%は、北海道十勝平野で栽培されている”エリモ小豆”や”きたのおとめ小豆”を使っています。
”エリモ小豆”は、約20年前に開発された小豆で、”朱まり小豆”は、約5年前に開発された小豆です。以前私の会社では、”エリモ小豆”100%で「あん」を作っていました。しかし、”朱まり小豆”が開発されてからは、小豆本来の持つ特性等、素晴らしいものがあり、4年前より、生産比率を変えて作るようになりました。
「あん」は健康食品。美味しく食べて病気予防
「あん」の代表的な原材料となる小豆は、赤小豆と呼ばれ漢方薬にも使われているヘルシーな自然食品です。漢方の古典「名医別録」によると、「喉が渇く病気を治し、下痢を止め、利尿を図り、腹脹満するを癒し、吐逆を治す」と記されています。これを現代風に言い換えると「糖尿病、下痢、浮腫を伴う病気、肥満などの病気に有効」な食品と言えるのではないでしょう。リュウマチなど関節の腫れを癒すのに、小豆入りハト麦粥が役立つとも言われています。昔の人が産後の女性に小豆粥を食べさせたのは、小豆に含まれるサポニンに産後の血栓を溶かす作用があるからでした。
そんな小豆を多く使った「あん」は、現代人が不足になりがちな鉄分をはじめ、ビタミンE・B類、各種ミネラルを豊富に含んだバランスの良い健康食品です。「甘いモノは体に悪い」と誤解されがちですが、それは偏って摂取し過ぎているから。たんぱく質や食物繊維も多く含まれているなど、古くから日本の食文化を支えてきた「あん」は、日本人の健康も見守っているのです。
100%中の成分(無水物換算地) 煉り餡(あん製品)
たんぱく質(係数6.25) 24.6%
脂 質 1.7%
繊 維 5.4%
灰 分 2.0%
糖 質 66.4%
ビタミンE 14.40mg
ビタミンB1 0.23mg
ビタミンB2 0.08mg
ビタミンB6 144ug
ナイアシン 1.24mg
葉 酸 127ug
パントテン酸 0.45mg
カルシウム 91.50mg
リ ン 314.00mg
鉄 6.72mg
マグネシウム 43.00mg