万城の滝

 

地蔵堂川の上流にあるこの滝は、伊豆・天城連山から湧き出た清流が集まり、高さ20m、幅6 mの瀑布となって落ち、裏側からも見ることができた(崩壊危険で現在は通行止め )ため「裏見の滝」とも呼ばれている、滝の周辺にはコモチシダ」や数種の寄生木のある古木のほか、玄武岩の柱状節理の岩肌も見られる。この滝の西側通路の傍らに不動明王2体が祀られ、古くからこの場所は修験者の霊場であった。

 

その昔、この滝に大蛇が棲み、ときどき出て田畑を荒らしたとか、また、赤牛に乗った赤姫の織る音が水の音と合して、牛の鳴き声に似ているので「滝の主は赤牛である」という伝説も残されている。(伊豆市教育委員会発行:伊豆市の文化財より)

 

 

またこの滝の上流100mくらいのところに、カーテン滝というのがある。

カーテン滝

 

 

 

 

一帯が万城の滝キャンプ場(RECAMP中伊豆に変わった)新しい立派な駐車場も出来ていた。

 

ところで伊豆市にはこの滝(万城の滝)のほかに、浄蓮の滝・旭滝・雄飛の滝・旧土肥町地区にも滝はかなりあるようだ、この中で文化財に指定されているのはこの滝のみである。

考えると滝の指定は1981・7・1で、伊豆市の合併は2004・4・1なので、中伊豆町のときに指定されていたようである。