さて、ブラジルに話は戻ります。
前回、リオの空港で一夜を明かした後、リムジンバスで昼前に市内に到着。チェックイン時間の前ではありましたが、フロント係の粋なはからいで早めに部屋にチェックインできたところまで話が進みました。
で、その時泊まったリオのホテルの客室です。室内はエアコンが使えるので大変に心地よいです。行ったのは2月中旬なので日本であれば真冬ですが、ここ赤道近くのブラジルでは連日35度くらいまで気温が上がる真夏です。
オランダ出発以来まともな食事をしていないので、まずは食料や水を買いにいきたいところですが、とにかく体が疲労しているので、ベッドでしばしひと休みです。
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2時間ほどベッドで仮眠を取った後、ホテルのすぐ近く、リオ市内北部の商業区域・セントロ地区に出かけます。
ブラジルはこの時(2011年2月)は二度目の訪問だったのですが、前回の訪問時(2004年2月)はセントロ地区より8kmほど離れた市内南東部の観光地・コパカバーナ海岸のホテルに泊まっていたので、ここセントロ地区を訪れる事はほとんどありませんでした。今回がほぼ初訪問みたいなものです。
リオデジャネイロは大都市だけあって商店やスーパーを探すのはかなり容易です。24時間営業のコンビニこそありませんが、普通のスーパーでも夜8時から9時頃まで開いているところが多いのでけっこう便利です。
ちなみに物価ですが…もう2年も前になるのでレシートなどの資料が一部散逸してしまったりしていて、だいぶうろ憶えなところもありますがご了承を。品名はアイウエオ順で列記してあります。
当時のレートで1レアル=50円ぐらいです。
(このあとに行くサルバドール市の情報もネタバレですが一部混じっています。)
インスタントラーメン(1パック) 1レアル
日清製粉が現地向けに製造しているもの。
地元ブラジル人にも普通に食べられている。
味付けは現地人向けにアレンジされているがけっこうイケる。
学習ノート(1冊) 20~25レアル
言葉が通じなかった時に絵や字を描いて説明しようと
考えて購入(結局使いませんでしたが…)
表紙のキャラクターの人気度によって価格が異なる
(不人気キャラのものは安い…)。
乾電池(アルカリ乾電池2本) 5.39レアル
デュラセル社製のカメラにも使えるハイパワー電池。
カメラの充電池が切れてしまったので緊急購入。
高価な上、滅多に売っていないので注意。
酒類(サングリア1リットル) 2.35レアル
ワインに果汁を混ぜた軽目のアルコール飲料。
酒類(350ml缶入り) 1.5~3レアル
日本の缶チューハイみたいな甘めの味のやつのブラジル版。
ビール(セルヴェージャ:cerveja)は苦手なので買わなかった
が、およそ同じくらい。
CD(アルバム) 9~50レアル
日本と違って価格を自由に設定できるようなので、
同じCDでも買う店によって価格が異なったりする。
人気のあるミュージシャンのものはスーパーとかで
再販ものの廉価盤が10レアル前後で売られていたりする。
(但しパッケージがショボいので、聞ければいいという
人向け。しかも歌詞カードもない!!)
新譜はCD専門店で15~50レアルで販売されている。
廉価版CD。紙ジャケに透明樹脂トレーで経費節約☆
食パン(1斤) 2.5~4レアル
ヨーロッパでよく売られている、10cm角ぐらいの
日本のものよりひと回り小さいもの。
牛乳(1リットル) 1.55~2.55レアル
メーカによって異なる。味は日本のものと比べると
あっさりして濃厚さに欠ける。低脂肪乳の味に近い。
米(1kg) 1.79レアル
日本のものとは異なる細長い品種(インディカ種)のいわゆる
「タイ米」。スープカレーや焼飯にすると美味しい。
くれぐれも日本米と混ぜて炊かないように。
ジュース(2リットルペット入り) 1.5~3レアル
こちらもメーカによって異なる。
地元ブラジルメーカーのものは安いが、
コカコーラやペプシなど米国メーカーのものは割高。
醤油(200ml位) 7.49レアル
日本食材は意外と手に入りやすいが、かなり割高。
チーズ(200~300g入りパック) 3~4レアル
日本とは比較にならないぐらい種類が豊富。
地下鉄(片道) 2.8レアル
バスは路線がわかりにくいので、市内の移動は
地下鉄がお勧め。路線数が少ないのが難点。
チョコレート(200g入りチェリーボンボン) 10レアル
日本のお土産用に買ったやや高級品。
安いものも勿論ある。
これもなかなか美味しかった。
食に関してはブラジルはハズレが少ないです。
Tシャツ 7.99レアル~
リオで買った最安値のもの。但し品質が悪く、日本に
持ち帰ってから4~5回洗濯したら首のところが伸びて
ダランとなってしまいました。
もう少し高いのを買ったらちょっとはマシかも?
DVD 12~80レアル
こちらもCD同様、価格設定は自由なので
販売店によって価格が異なる。
人気のあるものはスーパーで再販廉価盤が12レアル位
から売られている。(パッケージは安っぽい)
リージョンコードが「ALL」のものが一般的なので、
購入したDVDは日本のPCやDVDプレイヤーで
そのまま再生できるのは嬉しい。
豆腐(1パック200g) 9~10レアル
醤油同様手に入り易いが、日本で売られているものの
およそ半分のサイズで価格は3倍ぐらい。
日本食材は世界中どこに行っても高級品です。
バス料金(市内乗り合い片道) 2.7レアル~
日本のバスと同じで乗員は40人程度。行き先によって料金は
異なる。
運転がかなり荒っぽい上、路線も分かりにくいので、
旅行者にとって利用しやすいものではありません。
市内の移動には地下鉄をお勧めします。
サルバドール市だと路線によっては乗員20人程度の
小型バスが片道1.7レアルで運行している。
ブラジルのバスについての詳細はまた機会を改めて書きます。
バス料金(リオデジャネイロ市内~空港片道) 12レアル
Real社が運行する青い車体のバス。
運転は市内の乗り合いバスと比べるとかなり丁寧。
サルバドール市だと4レアル(だったかな?)。
但し乗員20人程度の小型バスで、通常の乗り合いバスの
路線のひとつとして運行。そのため運転は荒っぽい。
味噌/大豆ペースト(1パック200g位?) 5.9レアル
こちらも手に入りやすいが、やっぱり割高。
ミネラルウォーター(2リットル) 1~2レアル
こちらもメーカによって異なる。
レプリカユニフォーム(公式) 100~140レアル
写真は2004年にフラメンゴのオフィシャルショップで
買ったもの。
公式レプリカは空港などの土産物店で売っているが、
日本で売っているもの(8000~12000円)と比べると
輸送賃が含まれないぶん割安だが、一般の
ブラジル人にとっては高級品。
レプリカユニフォーム(非公式) 20~30レアル
路上の屋台でオッチャンが売っているバッタもの。
ブラジルのチームのみならず、ヨーロッパの強豪チームや
隣国アルゼンチンやウルグアイのものもあり、種類は豊富。
主にブラジル人はこちらを買うようです。
…以上、思いつくままにずらっと書いてみました。なにぶん2年前のデータなので現在とは価格が変動しているかもしれませんので、あくまでも参考までに。
日本人の感覚からするとかなり物価が安く感じますが、ブラジル人の平均年収はおよそ1万レアル(約50万円・日本の6分の1から10分の1程度)なので、ブラジル人の生活実感からするとかなり物価が高いと言わざると得ません。
かつては現在のジンバブエのようなハイパーインフレの国でしたが、先代ルーラ大統領率いる労働者党が政権を取って以来、インフレは押さえられているようです。現在のジルマ・ルセフ大統領も先代の路線を継承しているので、物価に大きな変化は無いと思います。
では次回は世界のサッカーファン憧れ、ブラジルW杯のメイン会場となる「あの」スタジアムを訪問します。