自費研フェス2018 その4 Pro-Hypは骨や歯の形成にも関与する | 118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

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健康な人生を満喫している人は歯科と上手に付き合っています。歯科医師として日本初のアメリカ抗加齢医学会認定医が、歯科とアンチエイジングの意外な関係について語ります。


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皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。

 

9月2日、都内五反田・TOCメッセにて開催の「自費研フェス2018」でプレゼンターをつとめました。

 

100社を超える企業展示とともに多くのセッションが開催されましたが、その一つが私と佐藤健司・京都大学教授が担当した「コラーゲンペプチドの歯科への応用」でした。

 

 

前々回前回の投稿で、コラーゲンに特有のペプチドである「Pro-Hyp」は分解されずにそのままの形で血中に移行すること、またPro-Hypが傷の治り(創傷治癒)に重要な役割を果たしている可能性があることをお話しました。

 

実際、医科のセッションでは皮膚科の臨床データで「皮膚のしわが減少した」とのデータの供覧や、婦人科のドクターによる臨床症状の改善など多くの成果が報告されました。

 

ここで歯科として興味が湧くのは、「歯科領域で重要な骨と歯に対する作用はあるのか?」という点です。

 

コラーゲンと骨、実は切っても切れない関係があります。骨というとアパタイト(リン酸カルシウム)のイメージが強いですが、その基質(骨組み)はコラーゲン。それが不足したり質が良くないと骨質も低下します。

 

基礎実験ではありますが、骨を作るプロセスに影響を与える因子のいくつかがProーHypによって活性化することが分かっています。また歯の象牙質の形成にもProーHypが関わることが明らかになっており、歯とそれを支える歯周組織にとってもProーHypは大切な要素なのです。

 

骨の形成には骨芽細胞が遊走し足場となる場所に接着・増殖し、骨基質や血管形成・分化を経て成熟していく。ProーHypを添加することで、様々な促進因子を活性化することが出来る(PMID:16238609より引用改変)

 

Pro-Hypで処理した細胞は、Runx2(骨芽細胞分化に関わる転写因子)、Osterix(骨形成遺伝子制御タンパク)およびCol1α1(線維芽細胞のマーカー)の遺伝子発現を上昇させる(p<0.05、PMID:25285626 より引用改変)

 

これらの因子やマーカーは歯の象牙質を作る時にも大事な役割を果たすこと(長崎大学での研究)も分かっていて、歯科臨床での大きな可能性を感じさせてくれます。これからも情報収集や臨床での応用に取り組んでいきたいと思っています。

 

セッションを終えて。

佐藤健司・京大教授(左)とモデレーターをお務め頂いた

日本顎顔面美容医療協会 会長 服部 敏先生(中央)

 

 

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