こんにちは、神社伝書びと 守本です。

どうにも、体調が不安定です。
更新が遅れ気味、ごめんなさ~い。

10月末の出雲行きを、参拝順にご紹介しています。

 須佐神社
 万九千社
 美保神社左矢印今回はココ
 出雲大社①
 出雲大社②
 出雲大社③
 揖屋神社
 稲佐の浜
 日御碕神社
 来待神社
 佐太神社
 八重垣神社
 神魂神社
 熊野大社
 大神山神社(鳥取県)


今回は、美保神社です。


ご存知の方も多いと思いますが、
地図でもわかるように、美保神社は
松江市にあり
出雲からは遠く美保関のあたりに
鎮座しています。
ですが、一連の記事では「出雲の神社」に
くくらせていただいています。
なにとぞご了承ください。

美保神社のご祭神は、事代主神さまと、
三穂津姫命さまです。

「事代主神系えびす社3千余社の総本社」と
ウィキペディアでは説明されています。

コトシロヌシさまは、漁業と商業の神様。
オオクニヌシ様の御子神です。

ミホツヒメさまは、高天原から稲穂を
持って降りてきて人々に食糧として広めた
とされており、農業の神様と位置づけられています。
オオクニヌシさまの奥方様です。

コトシロヌシさまとのお話は最後の方に
書かせていただくとしまして、
境内のご紹介をさせていただきますね。



美保神社は駐車場がなく、
公共交通機関としてはバスのみ。
期間限定ですが、JR境港駅、
米子鬼太郎空港から美保神社までの
直行バスも出ています。

Mちゃんと私は車で行き、漁港の
駐車場に停めました。
確か前に来た時には、駐車スペースが
なくて困った記憶もあります。

イカ焼きの香りが立ち込めるのが
ここの名物のように思っていましたが
この日は土曜にも関わらず、そのような
お店は出ていませんでした。
なんでも、全国的にスルメイカの漁獲量
って減っているんだそうですね。
その影響かしら・・・
特に好物というわけではないですが
なんとなく、寂しい感じはしますね。

(写真はイメージです)



参道を進み、手水舎を過ぎて階段を上ると
ご神門、その向こうが拝殿です。



このご神門をくぐる時、頭上には・・


フサフサにやりがあります。
(正式名称はわかりません・・あせる
が、この門をくぐる人を清める目的
なのだろうなとは思います。

さてさて、、、
ご神門をくぐれば、そこはもう拝殿。

どーーん!
と、圧倒される、立派な建築物です。


写真ではスケールが伝わりづらいと
思いますが、賽銭箱と比較していただくと
わかるかもしれません。
拝殿を横から撮影した写真↓です。


青い光は、レンズゴースト現象だと思います。多分。笑


拝殿の後ろには本殿がありますが、
この本殿は、大社造の二殿をつないだ
「美保造」という、独特のもの。


上の写真の奥側、
拝殿から見て右側がミホツヒメさま、
手前側、
拝殿から見て左側がコトシロヌシさま
をお祀りしています。
千木も、内削ぎと外削ぎの両方ですね。

美保神社のご参拝は2回目になります。
前回は、境港から隠岐の島に渡航する
前に、海上の安全をお祈りするために
ご参拝に来て、
あまりにステキなところだったので
帰りも立ち寄ってご祈祷をしていただきました。
守本は、美保神社大好きっ子です。

なぜ好きかというと、、、、
コトシロヌシさまがカッコいいからです!
ハートハートハート

コトシロヌシさまは、
全然エビス様体型ではなくて
しゅっとして精悍な感じの、
超男らしいお姿です。

手に持っているのも、
釣竿ではないんです。
分銅みたいなのがついた
「計り」のようなものです。

どうも、その計りは、漁獲高を計算し、
商いが活発になるようサポートをする
ために使われているようです。

なので、漁業の神様、商業の神様である
ことは間違いないと思います。

いでたちも動きやすさ重視の簡素なもの
で、飾りのない生成りの麻の上下服です。
筋肉質で、ちょっぴりガテン系の雰囲気が
あって…他のどの神様とも似ていません。

参拝者一人ひとりに向き合って祝福される
ので、全然じっとされていないんですよ。

熱く語ってしまいましたが(笑)、
前回ご参拝したときには
ハッハッと気づいたら、
隠岐の島の神様にお届けする荷物を
背負わされてました。
タスキ掛けの赤い布袋で、
これが私にとって初めてのお使い
(自覚あるものの中では)でした。


さて、今回なのですが、、、、
コトシロヌシさまは、
私とハクをじっと見て…
私の背後をチラリと見られました。

何だろう、この視線は、、、と思ったら、
その時私は
サンタクロース袋を背負っていたので
(肉眼では見えないものです)
それをご覧になっていたのでした。

それでコトシロヌシさまは、私が
弟神のタケミナカタさまに渡された袋を、
父神のオオクニヌシさまにお届けする
途中だということがおわかりになり、

父上への献上か。ご苦労であるな。

とおっしやったのでした。

その視線には何となく含みがありました。
その含みは
弟神タケミナカタ様への感情か、
父神オオクニヌシ様への感情か、

はたまた・・

(私も荷物を持たせようと思ったのに
持たせられないじゃないか!ぶー


というものであったか、、
定かではありませんが
3つ目だったような氣がします(;^_^A

しかし、少なくとも、
1柱の神様から荷物を持たされているとき
他の神様からは持たされることはない、
ということではあるようです。
これが可能だったら・・
何となく、多重債務者みたいな気分に
なります・・・・笑い泣き


ご祈祷をしていただきました。
「神恩感謝」でお願いしました。
こちらのご祈祷は、
祝詞だけでなく雅楽の奏上、巫女舞の奉納
もしていただけます。
ご祭神の二柱が歌舞音曲の神様と
されているからかもしれませんね。

何か、感謝の念がこみあげてきて
涙が出てきました。
Mちゃんからは
「朋さんはピュアだね~」と
言われてしまいましたがあせる

本殿の裏にある摂社。
若宮社・今宮社・秘社 です。


同じく、拝殿の右横にある、
宮御前社・宮荒神社・船霊社・稲荷社
です。

この横にある、御霊石↓

昔、地元の漁師さんが海辺で発見し、
まん丸の形が珍しいと、奉納されたそうです。

詳しいことは、美保神社HPで
ご確認くださいね。


↑福種銭。
十円玉が入っており、これをいただいて
自分で使って福の種を蒔くことで
大きな福が巡って帰ってくるそうです。
いただきましたが、まだ使っていません。

別の神社のお賽銭・・・には
使っちゃだめよねあせる

御朱印です。

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美保神社ご参拝のあとには
美保関灯台に立ち寄りました。


(写真は明るく加工しています)

ここに、鳥居がありました。



説明看板によると、
この眼下にある島を地之御前、
4キロ先にある島を沖之御前といい
共にえびす様が魚釣りをした島と
されているそうで
現在もともに美保神社の境内と
されているとのことでした。

ところで、美保関灯台で最近
猪が出たそうですね。
襲われた人のブログを読みました。
遭遇しなくて良かった・・・笑い泣き
日御碕灯台の間違いでした!
日御碕も行ったから、遭遇しなくて良かったのは
変わりないですが  笑。

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その後は、
隠岐航路のフェリーターミナルにある
メテオプラザへ。

(美保関町観光公式サイトから借用)

ここには、昔美保関に落下した
隕石が常設展示されています。
この隕石が見てみたくて寄りました。



ふふ。
隕石は、おしゃべりな石が多いのですが
この子もおしゃべりさんでした。
ただし、何を言っているのかは
わかりませんでした・・・笑。
ただ、地球のものではないことだけは
ハッキリとわかりました。

福岡県の直方市にある、須賀神社という
ところに、目撃された隕石としては
世界最古と言われている、「直方隕石」
が奉納されています。
(平安時代に須賀神社境内に落下したもの)
今年の夏に、この須賀神社にご参拝に
行きまして、直方隕石のレプリカを
見てきました。
(過去のインスタグラムに写真を載せてます)

この時に、美保関隕石というものも
あることを知り、見てみたいなと
思っていました。

美保関隕石は、この直方隕石と
母体が同じと推定されいるらしく
双子の隕石と言われいるそうです。
(今知りました)

同じ母体から双子の隕石が生まれ、
6千万年の間宇宙を漂い
まずは福岡県に西暦861年に落下。
後を追うように島根県に1992年に落下。
これはもの凄い確率なんだそうです。

不思議ですね爆  笑

福岡県直方市の須賀神社では
5年に1度の神幸祭で、直方隕石が
お神輿に乗ってご披露されます。
次回は2021年。
一度見てみたいものです。

メテオプラザのあとは、玉造温泉に宿泊。
この翌日が、すでに記事に書いた
出雲大社ご参拝でした。
実は翌朝ちょっと二日酔いでしたあせる

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次回は、揖屋(いや)神社です。
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リーディングイベント当選者の皆さま
お待たせしております。
現在、少しずつ進めておりますので
今しばらくお時間くださいね。

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