はるが | 新小岩は 楽しいミュージアム

新小岩は 楽しいミュージアム

東京都葛飾区新小岩
地域文化を楽しみながら〝まちの活性化〟に繋げるプレゼンテーションです。

「春が来た 春が来た どこに来た  山に来た 里に来た 野にも来た」「花がさく 花がさく どこにさく  山にさく 里にさく 野にもさく」唱歌『春が来た』は、花が咲くというシンプルな歌詞の繰り返しで、長く待ち望んだ「春」の到来への喜びが素直に表現された名曲だとおもいます。歌詞の中の「花」は「サクラ(ソメイヨシノ)」をイメージしていと思われます。また、古謡として有名な「さくら さくら 弥生の空は 見渡すかぎり」は、知らない人がいないほど愛唱されています。日本人は、子供の頃から「春」になれば「サクラ(ソメイヨシノ)」が咲くことを頭に叩きこまれているようです。

『ソメイヨシノ(ヨシノザクラ)〔ソメイヨシノ〕バラ科。花期4月。栽培される。落葉の高木で、高さは15m。江戸時代に染井(豊島区駒込)から広まったもの。もともとは伊豆半島あたりで、オオシマザクラとエドヒガンの自然交雑の結果できた種である。もっとも普通のサクラで、葉がでる前に花が咲く所から人気あり、公園などに植えられている。奈良・平安時代のサクラは別種のヤマザクラのことで、ソメイヨシノではない。ソメイヨシノは接ぎ木で増やすため、寿命が40~60年と短命な場合が多い。気象庁の桜開花宣言は、このソメイヨシノを基準に行い、沖縄と北海道では2ヶ月近く開花に差が見られる。東京の場合、靖国神社のサクラを基準にしている。ちょうど小学校の入学式の頃に咲くのは、まことに時宜を得ている。(日本の樹木/中川重年著/1991小学館)』

「サクラ(ソメイヨシノ)」見ると食べたくなるのが、春を感じさせるとても風流な和菓子「さくら餅」です。 さくら餅には、大きく分けて関東風の「長命寺(ちょうめいじ)」と、関西風の「道明寺(どうみょうじ)」の2種類があるそうです。「長命寺(関東風)」は「小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅」だそうです。「道明寺(関西風)」は「もち米を蒸して乾燥させ粗挽きした皮で餡を包んだ、まんじゅう状のお餅」とのことだそうです。個人的には「道明寺(関西風)」の「もち米」の食感の残る「桜餅」の方が好きなので、見つけるとつい買って食べてしまいます。
 

屋根のない博物館(Virtual Museum)で「人が歩けば、活性化する」地域文化を楽しんで〝地域社会の活性化〟に繋げるためのプレゼンテーションです。