高校生向けの占いをいくつか連載しています。

そのおかげで毎月、必ずJKのことを、集中して考える時間があります。

 

何に興味があるのか。

友だちのSNSで自分が誘われていない集まりを発見して悩んだりしているのか。

人との距離感、気遣い、おしゃれ、のめりこんでること、のめりこめないことへの物足りなさ。

笑ったり泣いたり、悩んだり、恋をしたり、体重のことを気にしたり、未来に対する漠然とした不安や、子どもだった頃への懐かしい思い。恋心。

 

1962年生まれのわたしと変わってない部分を骨組みにして、高校生向けのファッション誌などを参考にして、ときどき現役のJKの話を聞いたり、電車での会話に耳を澄ませたりして、占いを書きます。

 

もちろん、ロジックは占星術。

 

でも、なにしろもう56歳なので、リアル女子高生との感覚的なズレが気になります。

本当の女子高生って、どうなんだ?

イデア的JKではなく、モノホンの血の通った女の子たち。

 

 

 

 

 

そんなことを考えながら、今日も散歩をしていました。

川沿いのいつもの散歩道は、黄昏時になると自転車の交通量が増える。

 

自転車が行き交う道の真ん中に、ふとイモムシを見つけました。

かなり大きい。

とさし指ほどの虫のすぐそばを自転車が通り過ぎる。

きっと轢かれる。

困ったなあと思い、これも何かの縁だと思い、小枝を調達してイモムシをそっと転がして道の端の叢に移動させようとしたが、イモムシは異常を察知して身を固めてしまいました。

 

途方に暮れていると、自転車を止めて話しかけてきた人がいます。

「どうかしましたか?」制服を着た女の子。まさしく女子高生です。

「いや、虫が轢かれそうなので、移動しようとしたら身を固めちゃって…」

女子高生は、とても落ち着いて、私の手から小枝を受け取ったかと思うと、イモムシをひょいひょいと器用に、持ち上げるように草むらまで運んだのでした。

 

「ありがとう。器用だ」

「いえ」と女子高生はさっぱりとした笑顔を浮かべ自転車に乗った。

「勇者だね」

今日会った女子高生はノーメイクで、チャラくもキラキラでも暗くもない。

さっぱりとした、虫を怖がらない、JKという言葉には納まらない女子高生でした。

 

境川沿いの道を自転車通学しているあなた。

今日は、あなたに向けて11月号の占いを書きます。

 

 

森冬生公式サイト

https://morifuyumi.jp/