縁に依って、利を生む者は信得難く、利に依って縁を繋ぐ者は信固し。 | エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

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エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

『縁に依って、利を生む者は信得難く、利に依って縁を繋ぐ者は信固し。』

これは、私の座右の銘です。といってもトレードとはまったく関係のないお話です。

『縁に依って、利を生む者は信得難く』というのは、人の縁という自分の人間関係、それは会社であったり、地域であったり、友人関係であったり、親兄弟や親族といった『縁』を自分の利益に変えようとする人は、信用を得難く、更にはその『縁』すらも自分から失ってしまうことです。

これは、とても簡単な例としては、「マルチ商法」や「ねずみ講」ですね。
自分の金銭的な利益を得るために、手当り次第に知り合いに連絡を取りまくり、そこから「あなたの為」とか言いながらちゃっかりと自分のための行為を行い、信用を無くし、段々と自分の周りから人が離れていくことです。

ただ、ここまで極端な話ではなくても、知り合いに何かを頼まれて、「面倒だからやりたくないなー」と思いながらも、それをやったり、でも段々その人からの連絡を疎ましく思うようになったりした経験が誰にでもあると思います。

そして、『利に依って縁を繋ぐ者は信堅し。』とは、自分と他人との人間関係、他人と他人との人間関係を、利益によって繋ぐ人は、他人から信用され更なる縁を生むという意味です。

この利益というのは、金銭的なものだけではありません。
社会生活というのは、利益の交換、若しくは損失の交換によって成り立っていると考えています。

ただ、時に縁というのは、良くも悪くもその交換を曖昧にしてしまう方も多く見ます。
単なる自分と相手という1対1の関係の時は、自分がそれを許容すれば問題はないのですが、多くの人間が絡むようなプロジェクトや、イベントではそういう訳にもいきません。

ここで大切なのが、「人と人の利を繋ぐ」ということだと思います。

アーティストに、「いついつ出演してください。このイベントの目玉をしてあなたの名前で来客を増やしたいのです。」という話では、出演者には何の利もありません。
この方向でブッキングしようと思ったら、当然バランスを取るためにお金を積まないといけません。
でも、「1万人を集客するイベントがあります。そのイベントのHPでインタビュー記事を掲載し、あなたのことを知らない新規のお客にあなたの良さをPRする舞台を用意しました。もちろん物販も、ライブの告知もOKです。イベントポスターに名前を入れてガンガン宣伝します。ラジオのゲスト出演枠も確保します。」という話であれば、格安若しくは無料でも出演したいと言ってくれるアーティストの方も結構みえます。(事務所に所属している方は不可というか、事務所を通すので、簡単にはいきません。)

飲食店には、「集客数から見て、必ず200食は捌けるイベントです。その日にお店を休業してもそれ以上の利益が出るイベントです。イベント出店のノウハウや許認可関係の手続きも教えます。このお店のこの商品を是非イベントで出してください。」
100件電話すれば、30件は話を聞いてくれます。そのうち10件は「やってみましょう」となります。

このように、出演者、メディア、飲食店、お客さん、ボランティアスタッフ等の利益と利益の交換をタイミングを合わせて上手に交換していくと、物事が回り始めます。

「僕こんなことをやってる者なんですけど」とか、「わたし、某メジャーFM局のDJスクールに通ってるんですけど、司会やらせてもらえないですか?」とか、こちらも想像しないようないろんな話が舞い込むようになっていきます。

ただこのあたりから注意しないといけないのは、たとえ会社という組織でなくても、責任と権限というのを明確にして締めていかないといけません。もうみんながお祭り気分でいけいけGOGOになってしまうからです。
「誰々の紹介で・・・」とか、「誰々にステージに出してやるって言われたんだけど」とか、下手をすると、自分の知り合いからも「俺も〇〇したいんだけど」とかです。

この時に、縁を使って、利のバランスが取れてないことをしてしまうと、その時はなんとかなっても後々の信頼関係は築けません。
断ったら今後の関係が悪くなるかもと考えてしまうこともありますが、そこは変に誤魔化さずに、「このプロジェクトにどんな利を提供できるのか?その利を求めている人がこのプロジェクトにいるのか?又はその利を求める人を呼び込むことができるのか?」を判断基準としていることを説明し、提案してもらうしかありません。

ここら辺をしっかりとして、利と利の交換ができる関係は強い縁となり、信頼を生みます。

次の機会に、声をかけた時に、「この人は、自分に利がある提案をしてくれるだろう」となるのです。

この夏、海の家をやることになりましたが、少し方向転換して規模を縮小することにしました。
それは、話を大きくすることで、最初にやり始めた仲間の居場所や役割がなくなってしまうことに気付いたからです。みんなで素人なりにホームセンターで木材やペンキを買って作業して、完成度は低いものの高い満足感がありました。ただ、どうしてもうまくいかないとこがあって、それを生業とする知合いに連絡したところ、重機と工具と人手を用意してすぐに来てくれて、3時間もしないうちに、プロの仕事を仕上げて帰っていきました。
材料も「余ってた奴だから気にせんでいいよ」と言われました。
自分たちが作業した部分とは雲泥の差です。
そして、彼から連絡受けた別の知人から電話があって「面白そうなことやるって?レゲエ用のサウンドシステムで今使ってないのが倉庫にあるけど、ワンシーズン貸そうか?」
ここで気づいて、みんなに聞きました。
そして、すごいことがしたいわけじゃなくて、楽しく気を使わずに仲間内で楽しくやりたいという結論になりました。

『縁に依って、利を生む者は信得難く、利に依って縁を繋ぐ者は信堅し、利を交換しない縁は更に得難し。』