出産議員NT・子育て議員連盟合同勉強会
【公民連携の可能性とこれからの社会課題解決の担い手】と題して

9/5は、(一社日本政治教育センター代表理事・(株)メルカリ会長室政策企画参事 高橋亮平さんより、日本の民主主義を深化させるために不可欠な、これからのシティズンシップ・
主権者教育について、公民連携の取り組みをテーマに勉強会。
講師の高橋亮平さんは初当選以来の友人であり、「日本を立て直す100人」にも選出され、千葉県市川市議会で1%条例を作った際など、私も政治への市民参加をすすめ、納税への意識を高めるとても良い取り組みであると、大田区議会でも提案させて頂いたことがあります。

スウェーデンやドイツの民主主義教育の現場視察のお話、社会課題を解決するための公民連携の事例と可能性など、とても中身の濃いお話を伺いました。

今年3月、「東京都こども基本条例」として、子どもを権利主体として明確化し、こどもの意見表明を盛り込んだ東京都としても、
スウェーデンの若者会の様に、地域生徒会の構築と自治体の意思決定への若者参加など、民主主義の学校と言われる地方自治の政策決定過程への、子ども達の参画は、自分たちが地域自治の担い手であるという民主主義教育にとても重要であると考えます。

東京都、そして大田区とも連携しながら、未来を担う子ども若者の意見をくみ上げる仕組みづくりと、官民連携による社会課題の解決に向けて、取り組んで参ります。
本日も貴重な学びの機会をありがとうございました。

講演会メモより〉
千葉市モデル 子ども若者参画 千葉市における生徒会研修プログラム
生徒会の活動データの集積、

政治教育の重要性、若者参画を進めながら、日本の民主主義の深化

公民連携の可能性】

民間やビジネスが社会課題を解決する時代に
人々の行動を抑制したり改善する のではなく、信用スコアを民間が作る事で、

行政による社会課題解決は
・税金による直接的なサービス提供
・法令等による規制などルール作りによる行動変容を求める働きかけ

民間による社会課題解決の可能性
・ビジネスやNPO 民間活力の活用
・インセンティブなどによる行動変容を求める働きかけ

民間の立場からの成長戦略
経済成長の実態を作る
ビジネスの産業転換
民間の立場から日本経済に携わる

ルールメイキング 規制緩和
民間の当事者たちが、ルールメイキングに参画する

新たなルールを創ってのビジネスへ
今のルールの中でのビジネス

メルカリに入って3年―
政策企画チームを立ち上げた。

経団連に加入してスタートアップ企業の意見
自治体と連携しての政策連携 
メルカリを活用したPBM実践 

メルカリ寄付
→ 役目を終えたものを寄付金に
2次流通の仕組みとしてのメルカリ⇨循環型経済への転換

メルカリで商品を売る⇨ メルペイ ⇒メルペイ残高で寄付が出来る
全国で15自治体、三重県、岐阜市、慈善団体

メルカリによる自治体連携】
・G toモデル
・窓口等

B to C 統廃合した学校の備品が余っている、図書館の古くなった本など法的に規制の無いものから財源にできないか
キャッシュレスの導入、教育サポート
ごみカレンダーへのリユース促進。

スウェーデンとドイツの視察の状況
スウェーデン 全国若者会

東京都議会でも「こどもの意見表明権」
生徒会 新しい事を始めるのは高いハードルがあるが、もとからある生徒会の仕組みを使う。
イデオロギーの時代は終わった。

政策 どうしたらそれが動くか、実際に動くものでなければ意味がない。
生徒会がもっと機能すればいいのに。

偏差値の高い学校は、生徒会が強くて制服が無かったり。
子ども議会、女性議会 模擬議会を開催して、若者・女性の政治参画を進めよう。

ただ、体験して終わりではなく、自分たちが意思決定に参画できるという実感がなければ
意味がない。
女性の生徒会長はいっぱいいる。生徒会レベルで、女性がトップを担って、もっと実践的な
高校の生徒会 

法律が変わって、コミュニティスクールの取り組みが義務付けられたが、
生徒会が入っていない。コミュニティスクールに生徒会を盛り込むべきではないか。
コミュニティスクールの中にも、主体として、当事者である生徒自身が参画すべき。

千葉市モデル 公立中学校55校の生徒会長55名、顧問55名が集まって、千葉市中学校生徒会交流会 ワールドカフェ形式で、先生たちも他校の生徒会長だとラフにやり取りが出来る。

タブレットPCの一人一台体制。どう動かすか、

文科省や教育委員会が指導する事の限界
スタンダードな教育 新しい課題への対応
タブレット活用、DX 今ある事をデジタルでやる事に終始している。
今まで紙でやっていた事を、単にタブレットに置き換えているだけでは意味がない。

タブレットに対応した教育に編成し直すべき。

アメリカのスタンフォードのオンライン教育を自由にみられる等、
最先端な教育を導入できる機会ととらえる。
世界中のゲストを呼ぶことが出来るような、タブレット導入の
場所や規模の制限が無く、逆にそこを活かせるような質の高い教育

及川さん〉議会に来る情報が少ない 18歳選挙権の勉強会

高橋さん〉全体の4,3割しか教えていない。
議会対策、行政情報の1%位しか、議会に情報を出していない。

生徒会 生徒会長から靴下の自由化、生徒会で生徒にアンケートを取る事に対して
ものすごく学校が反対した。やりたいと思っている子どもはいっぱいいる。
今までは、リベラルな人と保守な人が反発する場所だったが、
まずは1㎜動かしていく。

神奈川県議会 5期 神奈川県DXアドバイザー

反対派の人たちと
18歳選挙権、自民党のタカ派の人たちが 一気に議員が政策を動かすとき、
行政側とどう組んでやるか、教育委員会

1%条例、

子ども議会を活用して、議員が何十年も取り組んできた進まなかったことが、
子ども議会で提案されたら、区長も議長も出席していて実現してしまった!という事例もある。