【大田区初の重症心身障がい児の放課後ディサービス さくらんぼ】開所式🍒猪飼さんとスタッフの皆さんの熱い想いで開所の日を迎えた事、本当におめでとうございます!
9月1日よりスタートした「さくらんぼ」さんの開所式に伺わせて頂きました。

これまで、大田区には重症心身障がい児のお子さんの放課後の居場所はありませんでした。
6月の東京都議会本会議で私も質問させて頂きました。

「高齢出産と医療の発達で医療的ケアを必要とするお子さんは増えている一方で、大田品川の区南部医療圏では、重症心身障がい児のショートステイが出来る施設が無く、荏原病院に隣接する東京都立北療育医療センター城南分園の通所のみです。医療的ケア児の在宅への円滑な移行支援と荏原病院との連携強化・ショートスティの受け入れ」を要望して質問を行いましたが、東京都の見解は、荏原病院は医療・城南分園は福祉 という縦割り的な考えで、役割が違うとの見解でした。

ショートスティを利用する為に、大田区から府中や東大和まで通うご家族の大変さ。
放課後の居場所がない故に、親御さんは仕事も出来ず、お子さんの送り迎えだけで1日が終わってしまう。との現場の切実な声。

蒲田医師会の南雲晃彦先生は、在宅医療に携わる中で、高齢者のみならず、医療的ケアを必要とするお子さんの、一層の在宅支援の必要性を訴えて、
猪飼さんの開所を迎えるまでのご苦労をお話しされました。
涙するスタッフの皆さんの姿に、本当に熱い想いで集ったのだと感動しました。

訪問医療に従事する高瀬先生からも、素敵な花束とエールが贈られ、
「放課後ディサービス さくらんぼ」さんが地域医療と密接に連携し、心から応援している素晴らしい応援団に囲まれている事を実感しました✨

「おおきなき」下丸子おもちゃ図書館の
相澤純一先生から、
障がいを持ったお子さんに寄り添う支援と特別支援学校卒業後の学びの支援「訪問大学」の取り組みを伺い、行政の支援が届いていない、重症心身障がい児のお子さんたちの卒業後の学びの場と居場所の必要性を改めて実感します。

池上福祉園の方より、高齢者ケア、地域包括ケアシステムの構築に取り組む中で、障がい者・お子さん 全ての人を包括する地域づくりを支えたい。

城南特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの先生方も出席され
特別支援学校卒業後の施設がない
大田区自立支援協議会に参加し地域でこどもたちが生活する場の重要さ。
車椅子、肢体不自由のお子さんの居場所。
教育支援、学校としても期待を寄せている。

医療的ケアのあるこどものケアの大変さ

日本にまだ3台しかないドイツのウォーターベットを協賛された「ウェーブバランス」
強い緊張を持つ重症心身障がい児のお子さんに、水の上に浮かんでいるようなリラックス効果で緊張を解して欲しい。
私も横にならせて頂き、全身の開放感がありとても気持ちが良かったです!
http://www.wavebalance.jp

・医療人事開発研究所
・小児科経験のある看護師のキッズシッター
株式会社キッズの社長であり看護師の安田さん

大田区福祉部 障がい福祉サービス推進課
澤課長からも、
大田区障害児者を対象とした大田区初の施設に対する期待が寄せられました。

児童発達施設と放課後デーの設置が自治体の努力義務となっている中、品川区には「チャイルドデイケアほわわ」があり、
大田区からも、人工呼吸器のお子さん等毎月7名が利用されている。
通いも訪問も、必要だが大田区には無かった状況。療育をする場、放課後の学童保育

今年度 報酬単価が変わってきた中で、施設は厳しい状況がある。
大田区でも、医療的ケア児の関係機関会議が立ち上げられ、
総合サポートセンターに短期入所施設が設置予定。
区内にショートスティは無く、板橋、多摩地域がほとんど。

もみじの家(国立成育医療センター)には
11床あっても、利用は一年待ち。
(↑大田区の重症心身障がい児のケアが、国立成育医療センター頼みである事は、蒲田医師会の神川先生からも指摘されており、東京都そして大田区が、地域の子どもたちを支える体制を構築する必要があると感じています!)

来て楽しいのはもちろんのこと、療育をやっていく場としての役割が求められる。
(↑今年度の報酬単価が変わり、親の会が運営していた施設等では、更に厳しくなってしまった現状も伺います)

スヌーズレン バブルタワー、ボールプール、様々な語感に働きかけて、リラックスできる感覚。
大田区行政からも「さくらんぼ」さんへの今後の期待とエールが贈られました。
が、
厚労省の平成30年に向けた障害児及び障害児福祉計画においても、放課後デーサービス設置は都道府県・区市町村の“努力義務”となっている中で、設置に対する支援と運営費補助も拡充されるべきではないかと感じます。

保育園の設置に関しては、緊急待機児童対策として、多額の設置費用助成がある一方、
今回「さくらんぼ」さん開設には、一切公的助成が無い状況に驚かされます。

必要性が高く、重症心身障がい者のお子さんは、保育園や学童保育に比べたら利用者は少ない。だからこそ、持続可能な施設である為には、公的な支えも必要だと考えますが。

熱い想いで立ち上げた猪飼さん 医介塾という医療介護人材の全国ネットワークを立ち上げたバイタリティで、大田区初の施設を立ち上げた事!本当に素晴らしいです!

子ども達とご家族の笑顔を願って🌈
とても明るくて心地の良い施設内で、
重症心身障がい児のお子さん達が、楽しく通えて、心地よい療育の場となる様に願っています!

今後東京都としても、現場である大田区と連携しながら、医療的ケアを必要としている子ども達の支援充実に取り組んで行きたいです!
「誰もが自分らしく生きられる一人ひとりが輝く東京を目指して!」

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000139973.pdf