仕事でヨレヨレの私を見かねたのか、それとも単に自分が見たかっただけなのか、日曜の朝になって、Mは私をこの映画に誘った。
「実物大の戦艦大和を、大画面で見たいから」
「・・・・・・」と躊躇する私に、Mはこのやうに勧誘したのでした。
「出演。中村獅童、反町・・・」
「獅童? 行く!」(x_x)☆\(-_-メ)バキ
私の予想をはるかに上回ってよかったっす。
獅童めあてで行きましたが、今回の私は、なんといっても仲代達矢でごじゃいました(^^v
ファーストシーンは「タイタニック」(といっても色恋じゃありませんが)、仲代が演じる役からは「老人と海」を連想しました。
仲代の風貌につきましては、ヘミングウェイその人自身(お顔は文庫本の表紙でお馴染みw)を意識してるかも。もちろんストーリーは全然違いますが、小さな船の上で老人と少年(この映画ではプラス1人の女性ですが)というシチュエーションも似てなくもないかな。
早くから、男(Mじゃない)の嗚咽や鼻をすする音を聞きました。
あたしも、もちろん泣きますた(爆)
高畑淳子のおかん役がトクベツよかったっす。バラエティ番組の高畑淳子の雰囲気とは全然違うぅ。白石加代子、余貴美子のおかん役もよかったっす。それぞれ登場するシーンは短いのですが、どっとこみあげてあかんかったっす。
いま振り返ってみるに、若いかわいい15歳の女の子(蒼井 優)に自己投影がでけなくなってるのが、かなすぃぃぃヾ(ーー )をい!
しかしなぁ、戦争ものは、今日の今日まで好きじゃなかったんだけどなぁ。
ますて、タイトルが「男たちの」ですからぁ。
「女あっての男」(爆)というやうな意味合いが込められているにしても?
Mと私の星印は、★★★★
私としましては、4つ半でもよかったんですが・・・。
んんん、でもね(>また始まった)、
M なんかちょっと違うなぁ。上官を殴って、あれじゃ、すまないでしょ。
私 そうだね。見ながら思ってた、私も。戦争や海軍を知らない私たちは、「ちょっと違う」って思うだけかもしれないけど、知ってる人は「全然違う。こんなもの、見られない」って思うのかもしれないなぁって。「三丁目の夕日」あったでしょ。あれ、たくさん賞を取ったけど、私は、それほどの映画かなぁって思ったし、ほんとの昭和三十年代とはやっぱりどこか違うなぁって思ったし。そんなこと思いながら見てたのは、最初だけだったけど。
M 甘いな。仲代(大和の生き残り)が、どうして若い女(いや、中年か? 鈴木京香です)の言葉に「教えられ」たなんていうんだ。
私 そりゃ、そうだ。(あたしゃ、総じてソンケーしとりますたい。80代の戦争体験のある男たちを。といっても、戦争体験をするのがよいといっているのではありませんです>アタリマイ)
私 しょうもないことなんだけどさぁ。芸者役の寺島しのぶの鬘(かつら)、おっきすぎて頭にあってなくて、みっともなかったよ。衣装が安物だったのは、戦争中の広島の芸者っていう役どころだから、わざとそうしたような気がするけど。そういう感じを出すために、鬘も垢抜けない感じにしたのかなぁ。(たぶん、そうなんだろうなと、いま、思う)
M ・・・・・・。あのシーン、どこまで行くかなと思ってたけど、あそこまでだったな。
私 ははは。私もそう思って見てた(x_x)☆\(-_-メ)バキ
以上でございます。
おもなストーリーそっちのけの感想でスマソm(_ _)m