令和3年度に実施された「全国学力学力テスト」の各自治体の結果が昨年に公表されました。

 

 令和2年度は、新型コロナウイルスの影響で実施されなかったので2年振りとなります。

 

 令和3年度の「全国学力テスト」は、小学校6年生で国語、算数の2教科、中学3年生で国語、数学の2教科を対象に行われました。

 

 その結果、四日市市は、小中学校の全4教科において、三重県平均を上回り、全国平均以上または同等という結果となりました。

 

 特に、中学校の数学では、全国平均、三重県平均を共に上回っています。

 

 このことから、本市の子どもたちは、義務教育修了時である中学校において、各教科の学力を身に付けていることが分かります。

 

 本市の特徴的な取り組みを紹介します。

 

・新学習指導要領を踏まえ、「問題解決能力向上のための授業づくり」(四日市モデル)を土台として日々の授業に取り組んでおり、家庭での学習習慣の確立や学力補充の充実などにも力を入れています。

 

・本市独自の小1、中1の30人学級の実施、習熟度別などの少人数授業、すべての児童生徒に学力を保障する取り組みを推進しています。

 

・コロナ禍においても、児童生徒の学力を保障するため、教職員対象の学力向上研修会を実施し、効果ある実践を紹介する「授業づくり ヒント&ポイント」の発行、要請訪問における本市や各校の課題に合わせた指導などを行っています。

 

 今後は、全国学力テスト結果の詳細な分析を図り、ICTの効果的な活用や小学校高学年教科担任制や交換授業の推進など、具体的な授業改善の視点を提案し、特に課題が見られた学校には、適切に指導・助言を行い、学校と連携して学力向上に取り組みます。

 

 そして、当調査の結果は、各学校において分析し、より一層の授業改善に繋げていきます。

 

 今後も、『教育するらな四日市』を掲げ、四日市市の子ども達の学力向上、充実した学習環境の整備に向けて、教育委員会と各学校が力を合わせて取り組んでいきます。