四日市市では現在、中学3年生までの子どもの医療費が無料となっています。

 

 ただし、以前は子どもの医療費を一旦、医療機関で支払い、後日同額の還付を受けるというシステムを取っていました。

 

 このシステムは、支払った医療費は後日還付はされるものの窓口において一旦支払いが生じることから、一時的ではあるものの経済的負担が掛かってしまい、必要な診療を十分に受けられない家庭があるという課題がありました。

 

 早期発見、早期治療というサイクルを作っていく上で、四日市市に住む子ども達がいつでも誰でも医療機関に掛かる事が出来る仕組みの構築が求められていました。

 

 そういった背景から、平成30年4月から、四日市市は三重県の自治体では初めて未就学児までを対象とし、子ども医療費の窓口負担の無料化を実施しました。

 

 その後、未就学児までの子ども医療費の窓口負担無料化は三重県下の各自治体に広がり、現在では全ての自治体が子ども医療費の窓口負担無料化(未就学児まで)を採用しています。

 

 そんな中、四日市市は更なる子育て支援の拡大を図るべく、今年の9月から今まで未就学児までであった子ども医療費窓口負担無料化の対象を中学生までに拡大します。

 

 先述した様に、これまでは三重県下全ての自治体が、子ども医療費窓口負担無料化の対象が未就学児までとなっており、その対象を中学生までとした自治体は四日市市が初めてとなります。

 

 また、これまで子どもの医療費無料化には、所得制限があり一定の所得以上の世帯においては、その対象ではありませんでした。

 

 今回、子ども医療費窓口負担無料化の対象範囲を中学生とするタイミングで、子どもの医療費無料化の対象から所得制限を撤廃し、市内全での子ども達に適用することとしました。

 

 これにて、四日市市に住む子ども達がいつでも誰でも医療機関に掛かれることになり、疾病等の早期発見、早期治療のサイクルの構築に繋げることが出来ます。

 

 四日市市で暮らす全ての子ども達を対象に出来たことは子育て施策を推進する上で大きな一歩であると考えています。

 

 これからも四日市市は、まちの財産である子ども達にしっかりと寄り添っていく姿勢を貫いていきます。

 

 今後も、四日市市が三重県の子育て施策を牽引していける様に、『子育てするなら四日市』を力強く進めていきます。