四日市市では、今年度4月から未就学児までを対象とした『子ども医療費の窓口負担無料化』をスタートしました。

 

 私の市長選挙の際の公約の一つであり、平成29年度の1年を掛け準備を進めてきました。

 

 これまで、四日市市は子どもの医療費は中学校三年生までは無料でしたが、医療機関で一度診療代を支払い後日還付されるという還付方式でした。

 

 還付方式ですと最終的に支払ったお金は戻ってくるものの、医療機関の窓口で一旦医療費を支払う必要があるので、手元に現金を持っていない家庭が子どもの診療を手控えるという事例もありました。

 

 私は、家庭の金銭的な事情で医療を受けられない子どもをつくってはいけないと考え『子ども医療費の窓口負担無料化』の実現に取り組んできました。

 

 『子ども医療費の窓口負担無料化』は全国的には8割を超える自治体が実施している一方、平成28年度まで三重県では全自治体が未実施という全国的に遅れていた地域でした。

 

 鈴鹿市が、平成29年4月から子ども医療費の窓口負担無料化を実施しましたが、その対象は3歳児までであり、未就学児までを対象とするのは四日市市が三重県で初めての取り組みとなります。

 

 また、四日市市と同じタイミングで伊賀市、名張市、川越町も『子ども医療費の窓口負担無料化』をスタートさせました。

 

 今後、津市、志摩市、鳥羽市、亀山市、伊勢市、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町、朝日町でも『子ども医療費の窓口負担無料化』を採用する方針が示されています。

 

 『子ども医療費の窓口負担無料化』は三重県でも大きな流れになっています。

 

 その中で、先駆けて四日市市が『子ども医療費の窓口負担無料化』に取り組めたということは非常に意義のあることだと考えています。

 

 既に、取り組みが始まって1ヵ月半が経過しますが、多くの方から便利になったとの声を寄せて頂いております。

 

 今後も、「子育てするなら四日市」を目指して、各種子育て施策に取り組んでいきます。