静岡市で開催されたLEAF体験講座に行ってきました。
参加者はなんと38名!こんなにたくさんの人にLEAFを知ってもらえるなんて感激です
午前中は主催団体のFEE(国際環境教育基金)と森林環境教育プログラムLEAF(Leaning About Forest)の説明、MORI・IKUの活動紹介をしました。
午後はMORI・IKUのインストラクターもお手伝いをして、プログラムの体験。初めは、「ふわふわなもの」「冬を感じるもの」を探しました。みんなと同じものもイイ。誰も気づかないものを見つけるのもイイ。個人的な感想で選ぶのもイイ。みんなの発見を共有できて、国語の授業の擬音語、擬態語にからめることもできるプログラムです。
次は「袋の中身は?」 森の中にあるものを袋の中にいれて、手触りだけで同じものを見つけるプログラムです。植物のプロフェッショナルが何人もいらっしゃったので、ノーマル、引っ掛け、超難問の3つを用意してみました 「これかな〜?」と何度も触りに来るのは大人も子どもも変わりませんね。クイズのようで、毎回かなり盛り上がります!同じように見えていた葉っぱや木の実の違いに目を向けるので導入向けの人気のプログラムです。
そして、拾ってきた3つものを活かして「特別なものはどれ?」をやってみました。あと2つのものを拾って、5つのうち4つには共通点があり、1つだけ違うという問題を考えるプログラムです。「1つは木材として売れるもの(ケヤキ)、他は売れないもの」というのは林業関係者らしい問題でした。ユーモアのある問題が多くて、答えを発表すると歓声が上がりました。
プログラムの最後にはいつもディスカッションを入れます。今回は「木を伐って使うことの大切さを、誰に、どんな言葉で伝えるのがいいか」を考えて発表してもらいました。県知事選も近いので「街頭演説で伝える」、「トランプ大統領に伝える」、などいろいろなシチュエーションを考えてくれました。
正解を求めるではなく、自分で考えて賢い選択ができる子どもを育てることがLEAFのねらいです。学校教育にLEAFを取り入れたノルウェーでは、20年後に国産材の需要が2倍になったそうです。自分の生活と森の繋がり、森と林業の大切さが伝わったんですね 静岡の森でこんな体験をした子どもたちは、将来家を建てるときには地元の木を選んでくれるのではないでしょうか。未来の消費者を育てることは、三代かけて木を育てることと比べれば、時間はかかりませんよね
それにしても、どのプログラムも皆さんの個性が炸裂して面白かったなぁ
静岡県でLEAFが広がるかもそんな夢膨らむ体験講座でした。
企画してくださった森林会議所の皆さん、パワフルな講座をしてくださったFEE Japanのお二人、参加者の皆さん、ありがとうございました😊