やっぱり君が好き(48) | mori--coのブログ

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高校生カップルの10年越しの恋愛ストーリー
26歳になった2人の運命は・・・?

毎週日曜・木曜日更新予定

 ~回想~

 高2の夏。

急な夕立に傘を持っていなかった2人はずぶ濡れになり、雨宿りに入ったお店だった。

小さな雑貨屋さん。お店の方が親切でタオルを貸してくれる。小雨になり、雨宿りのお礼にオソロの傘とピアスを買って、お店を出た。

「じゃあ、俺兄貴の所寄って帰るから、気をつけて帰れよ」

そう言って、買ったばかりの傘をアンナに渡して走って帰っていった。

「ちょっ!傘は?ピアスは?」

「どっちもあげる」

あげる?オソロの意味ない!と思った瞬間恭太を追いかけてビンタを一発。

「馬鹿!オソロの意味ない!」

そう言って傘とピアスを投げつけて帰った事を思い出していた。

 ~現実~

「恭太ってオソロで買った物直ぐ忘れて私に渡すクセあったよね。それに毎回キレて喧嘩してたし、懐かしい」