ホセ・リサールの恋人

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おはようございます。

ホセ・リサールが愛した日本人女性が存在しました。

臼井勢以子、通称おせいさん・・・ホセ・リサールが愛した日本の女性です。

1888年2月来日したときに出会ったとされます。

おせいさん

ホセ・リサールとおせいさんは2カ月ほどの日本滞在の時に、

逢瀬を重ねました。

ホセ・リサールは自身の日記におせいさんは素晴らしい女性だったと書いています。


ホセ・リサールは明治22年ヨーロッパに向かう亡命の旅の途中、

日本に立ち寄っています。

そこですっかり日本の魅力に取り付かれ滞在を延ばします。

そこで出会ったのが「おせいさん」、臼井勢似子です。

維新で没落したとはいえ、江戸旗本の武家育ちで、つつましく、

編み物と絵画を得意とし、英語とフランス語を学んでいました。

22ヶ国語に精通していた語学の天才であるリサールはたちまち日本語を覚え、

彼女と共に早春の東京、日光、箱根などを訪れました。

こうして27歳のフィリピン青年は日本とおせいさんに、

すっかり魅了されてしまいました。

日本に留まるという選択肢もありましたが、

自分を待っている同士の為、断腸の思いで日本を去るのです。

明治時代にこのような秘められた素敵なラブストーリーがあったのですね。

なんてロマンティックなのでしょう。


横浜港からの出発を明日に控えリサールが残した手記をご紹介しましょう。


日本は私を魅了してしまった。

美しい風景と、花と樹木と、そして平和で勇敢で愛嬌ある国民よ!

おせいさん  
さようなら   さようなら

思えば私はこの生活をあとにして、

不安と未知に向かって旅立とうとしているのだ。

この日本で、私にたやすく

愛と尊敬の生活が出来る道が申しだされているのに。

私の青春の思い出の最後の一章をあなたにささげます。

どんな女性も、あなたのように私を愛してはくれなかった。

どの女性も、あなたのように献身的ではなかった。


もうやめよう。みんなおしまいになってしまった。

さようなら、さようなら。


フィリピンの革命の英雄に、日本人の恋人がいたとは、

日本とフィリピンの歴史上の関わりの面白さを感じます。