<前回の続き>



この記事は

もれの父への追悼記事として

書かせていただきます。


つらい内容も含まれていますので

読みたくないかたは

読まないでくださいね。




家族控え室で食事を取りながら

先週まで元気だったのに、急変したということを

親戚に話していると妹が

「7月6日に腹水を抜いたから急変したのかな?」

と呟いた。


もれは「え!?何それ?」と聞き返した。



腹水が溜まっていて苦しいので

医師に腹水を抜いてもらったのだそうです。


腹水を抜くのは、その場は楽になるけど

寿命を縮めることになる。


だからこれまでも

苦しそうだけど腹水は抜かなかったのですが

父が独断で医師に嘆願したのだそうです。


腹水を抜いたことは、

母も妹も後から知らされたのだそうだ。



その翌日はとても体調がよく、

久しぶりにご飯も食べられてご機嫌だったのですが

夜中に痛みを訴えたのだそうだ。


痛み止めを投与したのですが

効果が無かったため、モルヒネを投与したそうです。


モルヒネは一種の麻薬のようなものなので

最終的な痛み止めとして有名ですね。



もれは腹水を抜いたことを聞いて、

それで急変したのだと知りました。


病室へ戻ると父の姉(長女)は高齢であるため

自宅へ帰らせることになりました。



父の姉は帰り際に

「楽にいけよ。」という言葉を父にかけました。



周囲の誰もがその言葉に何を言ってるんだ!と

驚きました。


すると父の兄が

「本人が頑張ってるんだから、そんなことを言うな!」と

一喝してくれました。


父の兄はもれと一緒に寝ずに父に付き添ってくれていました。


この頃から痰が絡むらしく

呼吸音と一緒にゴロゴロという音がして

息苦しそうになっていました。



痰で思うように息ができないため、

看護師にお願いして痰を吸引しましたが

数分でまたゴロゴロという音が始まる。



父は夜中に何度か苦しそうに「あー・・・」と声を上げて

顔をしかめることがありました。



時々、呼吸の間隔が長くなることも増えてきました。


声をかけても反応が薄くなってきていたので

手を握っていました。


呼吸の間隔が開くと、手を握って少しゆすってあげると

息を吸い込むということが数時間続きました。



翌7月14日の午前中。


ゴロゴロと痰の音はしていますが

呼吸が安定して顔をしかめることが無くなりました。



もれ達は「少しずつだけど、持ち直してきている」

と思っていました。

  


しかし14日15時。

ゴロゴロという音が突然止まりました。



急いで看護師を呼びました。


医師も駆けつけましたが

呼吸、心臓ともに停止していました。



医師から

「7月14日 15時5分 ご臨終です。」

という言葉が告げられた。


「よく頑張りましたね。」

数分・・・何も考えることができませんでした。



<つづく>