「ブラック」という言葉は「ブラック企業」「〇〇って、ブラックだよね」といった使い方からもわかるように、「うさんくさい」「いかがわしい」ものに対して、使われるようです(注)。
(注)「ブラックユーモア」となると、すこしニュアンスがちがって来ますが。
こちらは 「ブラックフライデー」 (写真上)。
もともと英語圏で「ブルーマンデー」という言葉がありましたが(注)、
「ブラックフライデー」のほうは、「ブルーマンデー」と関係しているのでしょうか。
(注)ほかに「マタニティーブルー」という使い方にも、
わたしは興味がありますが、きょうは先に行きます。
さて、世の中には たしかに「ブラックな企業」「ブラックな団体」というものがあるのです。法令を守らない、そこで働く人を牛馬(ぎゅうば)のように酷使(こくし)する…、「福利厚生」なんて言葉は死語で、「利益優先」が幅をきかせる、だいたい世間一般のイメージはそんなところでしょう。
おもしろいのは(←本当はおもしろくも何ともない)、そういう…ブラックな、いかがわしい組織というのは、はじめから「ブラックな看板」を掲げて活動をしているわけではありません。むしろ たいていの場合は、さも善良そうに、いかにも人に優しく、世の中に対しても貢献しているふう…の看板を掲げて自己アピールしていることが多いです(注)。
(注)まさに…羊頭狗肉(ようとうくにく)の世界…。
それは、世界に目を転じても同じことで、わたしは菅谷昭医師の『原発事故と小児甲状腺がん』(幻冬舎ルネッサンス新書)を読んで、たとえば、次のような組織がずいぶんと“ブラック”であることを学びました。
国連科学委員会
そうなんです…。
わたしたち、日本人は…(明治以降、欧米に対する強烈なコンプレックスがあるために)
「国際 … 」「国連 … 」がつく言葉に弱いのです。
あ と は
「科学 … 」
そ れ か ら
「〇〇〇アカデミー」 とか、
「〇〇〇委員会」 といったネーミング…
あっ、そうしたら…、国連科学委員会なんて、モロじゃん(笑)。
だから…そういう“世界的”組織に対して、わたしたちは 名前を聞いただけで
何となく「権威がある」「すごい組織だ」と、思い込んでしまうのです。
けれども、たとえ「国際~」とか「世界~」とか、イカス言葉があたまについていても、世界的に悪いことをやっている組織って、けっこう あるんじゃないでしょうか~
ちょっと話がそれますが、そういう「羊頭狗肉」って企業でも同じです…。
前に「必読! 炊飯器の選び方」で書きましたが〔⇒ コチラ 〕、
あそこに書いた企業なんかも、相当 ブラックです。
(だから、わたしはその企業の製品は買わないのです)
それから、ある世界的な某製薬会社なんて、わたしはもう社名を聞いただけで、
「うわぁ、最悪~」って思っちゃう(注)。
(注) その会社のことは、TPPに関するブログで、ちょっと取り
上げていますから、関心のある人は コチラ を見てください。
閑 話 休 題 (かんわきゅうだい)。
このブログを読んで下さっているみなさんは
「IAEA」という組織を知っていますか?
まぁ、〈今日もマーヒー〉ブログには何回か出てきているので、
まったく初めて聞くという人は少ないでしょう。
…と言うか、
この団体は、高校の政経資料集などにも載っているので(当然…授業でも話題にはなる?)、別に、「知っている/知らない」の話ではなく、たいていの人は知っているのです(注)。
(注)ほかに「WHO(World Health Organization:世界保健機構)」
という組織も、高校の政経の授業で出て来ると思います。
高校資料集などには、「IAEA:1953年のアメリカ、アイゼンハワー大統領の〈核の平和利用〉国連演説を受けて、1957年に発足、2020年9月現在、172ケ国が加盟している。原子力の平和利用の促進を活動の目的とする」といった説明がされています。
さて、そのIAEA(International Atomic Energy Agency)、
日本語では、何と訳されているのか…と言うと、
「国際原子力機関」…()
出ました 「国際…」。そして「原子力機関」(笑)
ある高校生向けの参考書に載っている「国連のしくみ」。
ちょうど中央に「国際原子力機関」と書いてあります。
でもね、ここからが大事なことですが…
IAEAというのは、
日本人がイメージするような「国際原子力機関」ではないのです。
正確には、「国際/原子力/推進/機関」…いやいや…ちがった、
「世界的/核推進/利権/組合」なのでした。
「国際原子力機関」なんてシャレた書き方をすると、まるで その“機関”が「原子力」というものに、中立・公正な立場でいるような印象を与えます(注)。←高校の政経資料集などが、まさにこの書き方。それではIAEAの本質は見抜けない…、見抜けるはずがない。
実際は、そうではありません…。
「世界的な/世界にはばたく」「核推進」のための「利権組合」なのです。
(注)「Nuclear Development」を、日本は、海外の国がするときは「核開発」と表記して猛烈に非難するのに、同じことを自国がやる時には「原子力開発」と言って涼しい顔をしている…と、小出裕章さんは(日本政府の姿勢を)批判しています。コトバをどう訳すのかって、とっても大事なのです。
そのIAEA(=世界的核推進利権組合)は、福島の原発事故以降…福島県内にも事務所をかまえています。それは、あまりおどろくことではないのですが…、実は…(書いてしまってよいのでしょうか?)京都大学の、ある施設(→原子炉研究所)には、福島の原発事故前から【監視カメラ】が設置されているのを、みなさん…知っていますか?
え… 日本国内…
それも国立大学の施設に
IAEAの【監視カメラ】が…
わたしは、そのことを小出裕章さんの著書で読んだのです。
ちょっと意外だったので、以前、東京で…駅までの道すがら、小出さんとふたりで歩く機会があって、「チャンス!」と思ってそのことを聞いてみたのです(注)。
そうしたら、小出さんは さも当然というふうに…
「ええ、監視カメラはついていますよ。だって、核物質の
あるところは(世界中の)すべて…IAEAは監視していますから」
だいたい こんなことを答えられました。
そっかぁぁぁ、前にも 「東京でいちばんブラックな施設」ということで、わたしは「赤坂プレスセンター」をあげましたが〔⇒ コチラ 〕、世界的核推進利権組合のことは、あんまりチェックしていなかったなぁ、…あぶないですよね、ちゃんとチェックしておかないと。
(注) ふたりだけで歩いている時に、わたしはさらに別の質問をしたのです…、「おすすめの日本酒は何ですか」って(笑)。ふふふ…笑えるでしょう?でも、ちゃんとそういうことも聞かなきゃ…。この答えは…ここでは書けません、知りたい人は直接わたしに尋ねてくださいまし~。
いずれにせよ…
前から わたしは書いていますが、コトバというのは使い方を注意しないと、
わたしたちをトンデモナイ錯覚に導きます… アブナイ、アブナイ…。
女性アイドルグループを一眼レフで連写しまくる中年のおじさん。会場はすいているのだから、
もっと前に行って激写しまくればいいのに…(笑)。なんだかね…、「写す」という行為に「テレ」が
あるみたいでした。ダメダメ…そんなんじゃ(笑)。わたしみたいに羞恥心を捨てないといい写真は
撮れませんよ~(2020年11月1日、都内にて)
けれども、わたしがこういうことを書いても、
アイドルグループの追っかけをやっている中年のオジさんからは
「それがどうした?」
「そんなことより…IKEA(注:家具の会社)で行われるアイドル写真集のサイン会のほうがオレには大事だ」
↑ホントにそんなイベントがIKEAであるのかは知りません
という声が聞こえそうです。
そうなんです…、
世の中には、IAEAのことを、わたしが話しても右から左へスルーしちゃう人がいます…(それもひとつの現実として わたしも受け止めないといけませんが)。
けれども、ここから、IAEAに関する、とっても恐ろしい事実を書きます。
その「世界的/核推進/利権/組合」ですが…
日本国内の【監視カメラ】以上に怖いのは、
上にチラリと書いた「WHO:World Health Organization(世界保健機構)」のことを(IAEAは、上から)コントロールしている…のです。
これ… すごくないですか
具体的に どういうことかと言うと、
WHOは、何か発表をする時には、事前に IAEAからチェックを受けて、
「これは、発表してよい」
「これは、ここまではいいけど…、ここからあとは発表不可」
「オイオイ…、こんな重要なこと、
WHOが発表しちゃダメに決まっているじゃないか」
というように、許可をもらうことになっているのです。←“検閲”じゃん~!
つまり、WHOは、IAEAが「発表してもOK」としたものしか、
世界に向けて発表できない…ということです。
↑あ~あ、書いちゃった、これでわたしも命をねらわれる…。
…だからですよ… ←このさき、書いてもいいのかなぁ…ドキドキ。
1986年のチェルノブイリ原発事故での 唯一の“公認”の健康被害は、
小児甲状腺がんだけだとされています。
どうしてかと言えば、
それはあの原発事故でWHOが(IAEAから発表してよいと言われて)公式に認めているのは 小児甲状腺がんだけだからです。
そんなことを聞けば、ユーリ・バンダシェフスキー博士などは、「そんなことはウソっぱちだ」と大いに疑問の声をあげると思いますが(注)、世界的な核推進利権組合であるIAEAがWHOに対して「小児甲状腺がん以外の健康被害について、発表することを認めなかった」のですから仕方ありません。
(注)バンダジェフスキー博士は、チェルノブイリ原発事故に関連して、400以上の
遺体を病理解剖して、被曝が人体に与える影響について解明した人です。
…これ、ものすごい「情報統制」です…。
全世界的な隠ぺい工作…。
だから、何も知らない人は(高校の資料集などに)、
◆ 1986年のチェルノブイリ原発事故では、
小児甲状腺がんが健康被害として多発した
とでも書いてあれば、それを“覚える”のです。
でも、大切なことは
そんなことじゃない…!
◆ WHOは、「世界的/核推進/利権/組合」の支配下にある、
◆ そのためにIAEAの「核拡大戦略」の妨(さまた)げになるような具体的事実について、WHOはIAEAの許可なく(世界に向けて)発信できない、
◆ 2001年の国際会議で、アレクセイ・ヤブロコフ博士は、チェルノブイリ原発事故(1986)の健康被害について、「流産の増加、遺伝子への悪影響や先天性奇形児の増加、がんの増加、免疫系の状態悪化、心臓血管系の病気、子どもの成長の遅れや異常な衰弱状態等」を指摘した。
◆ バンダジェフスキー博士も、病理解剖により、被曝の影響と思われる
「セシウム心筋症」と呼ばれる心臓の異常を発表した。
◆ そのような重大な真実をしたためにバンダジェフスキー博士は、政府によって逮捕され(1999年)、「懲役8年」の実刑判決を受けた(2001年)。その後、2005年になって国際的な世論に後押しされる形で、博士は釈放された(注)。
(注) 肥田舜太郎さんだったかな…「バンダジェフスキー博士は、よく暗殺され
なかった」ということを、どこかで書かれていましたが、その通りだと思います。
◆ 1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の健康被害は「27年経ったいまも続いている」(チェルノブイリ原発事故から27年後に出版された菅谷昭著『原発事故と小児甲状腺がん』より)
こ う い う こ と の ほ う が 、
は る か に 大 切 な の で す 。
問 「IAEAは、何の略称か?」
答 「はい、国際原子力機関です」
こんなことを、テスト対策のために暗記するなんて愚(ぐ)の骨頂(こっちょう)…。
特に、高校生、大学生などに考えてもらいたいのは、
そういう原発事故から来る健康被害が、まさにこれから(!)、
あなたたちの身にも起こり得るということ…。
いまはとかく…「もともとは100万人に1人の〈小児甲状腺がん〉が、福島県では38万人の中から246人見つかっている」(2020年8月現在)ということに注目が行きがちですが、本当の恐ろしさは、IAEAが、WHOを支配下に置いて、放射能被害について全世界的に(!)情報の統制を続けているということなのです。
そういう状況を、わたしたちがどう乗り越えていくか ―― そのことを、
わたしたちは多くの(特に若い)人と考え、そして行動していきたいです。
( 続 く ⇒ コチラ )
◆ ノーベル財団の…とんでもない話!(2017年11月8日ブログ)