明石家さんまの
人生のひとこまを切り取ったドラマ
「誰も知らない明石家さんま」という
ドラマがある
申し訳ないが主人公には
何の思い入れもないので
今まで見たことはなかった
ただし今回だけは別
それはつよちゃん(草彅剛)が
明石家さんまを演じると聞いたから
細見という以外
何の共通点もない2人
もちろん何度となく共演もして
バラエティなどでの交流もあるのは
周知の事実である
そんな明石家さんまをつよちゃんは
どう演じるのか
それまで何度となく
有名人気俳優さんたちが
やってきたこの番組
ダイジェストが流れていた
もちろん皆さんそれぞれに
明石家さんまという若者・芸人を
演じてきて それなりにうまいと
思ってしかるべき
ただ・・
今回一番現実に近い時間軸から
描かれた明石家さんま
5年くらい前だというから
還暦は済んでいる頃
もはや大豪邸に住む明石家さんまが
師匠の死に外に木々が揺らめく
大きな窓を見上げるその姿に鳥肌が立った
その顔のあげ方だけで悲しみが伝わる
もちろんつよちゃんは
言い方良くないが そんな人ではない
いつも朗らかでにこやかなつよちゃん
プライベートは知らないし
知りたくもない(知らない方がいいと思う)
でもひとたび誰かの役に張り込むと
全く知らないつよちゃんがそこにいる
明石家さんまの役だって
まさに誰も知らない明石家さんまは
こんな人なのではないかと思う
芸人の役だけど
ひとつもそれらしいことをしない
俳優さんもいればがんばって
ブラックデビルをやったところで
かっこよさが抜けない俳優さんもいる
しかしつよちゃんは大まじめで
若かりしさんまのMCやら野球ものまねやら
ダサくてかっこよくなくても
ちゃんとやる そこがつよちゃんの凄み
アカデミーなんちゃらなんて
冠いただかかなくても もう誰もが
その演技力に圧倒される
そんなつよちゃんは
今日もCMの中で
すっとんきょうな踊りを
踊って笑顔を振りまいている
つよちゃんは
そんな人・・・であってほしい