続きです。
TVで取り上げることはだいたいマイナスな部分が多く、データを見ると20代がすっごく貧弱で引きこもりな世代のようですが、決してそうではないと思ってます。
先行きが不透明で不安な将来に向けて生活を切り詰めて貯蓄をし堅実に生きています。上の世代から見ると、若いうちにどんどん夢への投資をしろ、もっとお金を使え、宵越しの金は持つなと言いますが、これは若い世代の危機管理能力に長けている証拠でもあるんです。格差社会に突入して一番に困るものはやはり先立つものであるということが分かっているのです。以前、「金儲けがそんなに悪いことですか」とTVで公然と言ってた人のレベルとはまったく次元の違うしっかりした考えを持っての自己防衛です。海外旅行に行かないことやお酒を飲まないこと、車に乗らないことは決して悪いことではないはずですが、どうも世の中の風潮、特に40代以上の世代にとっては腹立たしく写るんでしょうね。
ただ、堅実ゆえに「失敗を恐れ積極性に欠ける」、「冒険をしない」という消極的な部分も見え隠れします。
この20代は、ちょうど、バブルがはじけたころ義務教育を開始し、ゆとり教育、就職氷河期を経て現在の格差社会へ突入という何か物は何でもあるんだけど、大人の社会の負の影響をいっぱい受けてきた世代でもあるんですね。といってもその前後の世代が幸せかっていうと戦後の日本を生き抜いてきた人なんてとんでもない死地をくぐりぬけてきたんでしょうから、そういう時代の負によって苦労した人にとっては全然まだまだかもしれません。
生まれたときから便利な家電製品が揃い、携帯電話、ゲーム、インターネットなんかが当たり前にあり、ほとんど何の規制もなく見たり聞いたり遊んだりできる中で育ってきたんだから仕方ないという部分もあるんでしょうか。
先にも書いたマイナスの部分ばかり見ているとこんな20代に将来の日本を任せられるのかと不安に思いますが、今の若い世代は地球環境やエコ、ボランティアに一番感心を持っている世代であり、思いやりのある心優し
い人もたくさんいます。
1マイル族という行動範囲が狭く、堅実にお金を貯め(20代は71%)るという世代ということですが、この世代間のギャップというのは仕方のないことです。でも、無理にそれを埋めようとせず、お互いのマイナス部分、プラス部分をじっくり見て誠実に接して上手く折り合いを付けられたら良いなぁって思います。