
クリス「ふむ、13班第2小隊……シロー隊、か? 仮想戦闘モードのテスト、ご苦労!(にやにや)
マト「えっへっへ~、シロー隊だって。シローくん?」
シロー「……ソレまだ慣れてねぇから、あんま茶化すなよ」
れい「そ、その……今回は、何のテストだったん、ですか?」
クリス「ふむ、今回のカーニバルで使用する予定の、『仮想戦闘モード』の試運転さ」

クリス「仮想戦闘モードでは、魔力により各種影響効果とダメージを疑似的に再現、設定レベルを上げることである程度安全ながら実戦と同程度の戦闘を行うことができる。
またご覧の標的機も、データ入力とエリア内の魔力により疑似再現可能。これで破損や事後修理を気にすることなく、性能を設定しつつ大多数を同一空間内に展開することができる。
これまでの実戦形式での模擬戦やテスト戦闘では、大きな怪我の危険や標的機の修理、戦闘エリアの補修等々なかなか簡単にできない理由があったが、一定空間内に展開する仮想戦闘空間は実質それらの問題を根こそぎ解決可能! 非常に画期的な、疑似魔力結界なのだよ」
シロー「な、なるほどな」
あかね「あのぉ、シロー先輩が新型って言ってた、さっき戦った緑のMSはなんですかぁ?」

クリス「ああ、あのモック……バージョンアップしたからハイモックだな。あれはジェノアスに代わる新型というより、データ収取と模擬戦、仮想戦闘での運用を前提として新規開発したものさ。簡単な改造で多数の武器、装備を使用可能。敷地内警備としてもジェノアスとの並列運用が考えられている。
カーニバルでの標的機としてジェノアスと併せて展開する予定だ。楽しみにしておきたまえ」
あかね「は、はふぅ……楽しくないですぅ……怖いですよぉ」
クリス「はっはっは、まぁそれなりに強かろうと倒せない性能ではない。がんばりたまえ」

シロー「なぁクリス、オレら以外にも運用試験に呼ばれたのっているのか?」
クリス「キミ達を除けば、一人、になるな」
シロー「一人? ……それって誰だ?」
クリス「当然、キミ達も知っている……」

クリス「フェイトだ」
シロー「ふ、フェイトが、か?」
クリス「丁度手が空いていたそうなので頼んだのだが……ハイモック、ジェノアス合わせ70機近くを相手に、圧倒してしまってな」
れい「っ……!?」
あかね「ななじゅ……フェイト、ちゃんが……一人で……!?」
マト「う、うっそぉ……」
クリス「ふむ、素晴らしい戦闘能力だと感心したが……正直、あまりにも一方的過ぎてデータが取れなかったのだよ。それを踏まえて、これから何組かにも試験をしてもらおうと考えているところさ」

クリス「カーニバルはもう間もなく、といったところ……どうだ、奮い立ったかね?」
シロー「……ああ!」
れい「…………はい」
あかね「はっ、はふっ!」
マトえっへへ~、あたしは出ないけど、ワクワクしてきたー!」