もうすっかりと生活習慣の予防は生活に根付いているようです。そこで一度診療所などで患者さんによく言う指標を挙げてみます。知っていることも多いでしょう。適当にスルーして下さい。
まづ体重です。というのも肥満者は正常者より2,3倍有病率が高いからです。太っているか痩せているか、その評価は何といってもBMIです。BMIとはその時の体重を身長の二乗で割ったものです。
BMI=体重(Kg)/身長(m)*身長です。例えば身長170cmで体重80KgとするとBMI=80/1.7*1.7=27.68 約28です。
BMIが16より小さいと病的痩せで、25を超えると病的肥満です。その間が正常とされますが、最近は少しぽっちゃりが良いとされています。BMIが22であれば標準体重と言われます。
多くの人が減量に入りますが、急激な変化は止めて。一月には5%以内の変化を。例えば80Kgの人は4Kgまで。一般に1Kg体重が減ると血圧は0.5~2mmHg減ると、有病率も10~25%は減ると言われています。減薬の可能性もあります。
一日に必要なカロリーは「性別」や「年齢」や「活動度」や「妊娠の有無」などで大きく変わってきます。現在体重での必要度は、体重*K(係数)で概算します。座ってばかりの人は30くらい。立っていれば40くらい。肉体運動をしている人は45~です。
最近各食品にカロリー表示が多いですが、やや生活が窮屈です。反対に普段よく食べるもののカロリーを知ることと、週間単位で物事を見る事ですね。ちなみに私は一週間に1~2回の肉料理、ステーキ派です。
又内臓脂肪の量も最近は問題となっています。正確にはお腹のCTを取らないと解りませんが、簡易に予想する方法として、お臍のあたりの腹囲があります。男性で85、女性で90cm以上であれば、たまりすぎている事になります。早急に減量が必要です。
BMIで話が長くなりました。暫くシリーズで言います。