マイホーム購入に関して,
夫は一貫して「一刻も早く!」という感じでしたが、
私は「ふさわしい家がふさわしい時に現れるでしょう」というスタンスでした。
住宅ローンを申請できないFurlogh中&私はノンビリで、
遅々として進まない状況。
そうこうしているうちに、イギリスの住宅市場はすごいことに!
他のエリアはよくわかりませんが、私が住んでいる南西部は空前の住宅バブルで価格が軒並み上昇。地域によっては昨年比2倍というところも。超買い手市場のため、そもそも見る物件すらないという状況になってしまいました。
特に私たちが探していた、ファーストバイヤー向けの2または3ベッドルームが全然ない!市場に出てもすぐに売れるという状況。
見学のアポをとっても、アポの前に不動産屋から
“売れちゃtったから見学なしね~”との連絡が何度あったことか...。
その異常さは、見学に行く先々で不動産会社の人たちが口を揃えて“こんな状況は長年この業界にいるけど経験したことが無い”
と言っていたことからもうかがえます。
この時期に家を売りに出した友達は、サイトにアップされた4分後に最初のオファーが来たんだとか。
もちろん、こういう人たちは家を実際に見ずオファーをしています。
不動産会社のホームページの写真だけで決めるという...。
家をオンラインショッピングで購入涙
ちなみに、ファーストタイムバイヤーとは初めて家を購入する人たちのことを指します。イギリスは若い頃に家を買い、年齢やライフスタイルの変化に伴い家を買い替えるというのが一般的です。
だから、20代で家を買う人もざら。
最近は家の価格や家賃の上昇で昔のようにはいかなくなっているようですが。
住宅バブルの理由は、いくつかあります。
ひとつは、不動産購入時にかかる印紙税が不要、減額になる特例が出たこと。期間限定の特例だったので、売買が一気に増えました。
もうひとつは、私が住んでる地域限定かもしれませんが、都会からの移住者が増えたということがあげられます。
ロックダウンでライフスタイルを顧みて都会の生活に見切りをつけた人やリモートワークの増加が大きな理由。
また、ローカルの人には高い物件も都会の人から見るとまだまだお手頃というのもあります。
これまでの住宅市場では、ガイド価格またはそれ以下でも売買が成立していたのが、ここ1年くらいはプラスアルファがデフォルト。
しかも、上乗せ価格が半端じゃない。
例えば、3500万円の物件にたいして1500万円プラスしてオファーといった感じです。
あとは現金一括払いなんて人もざら。
そうなるとロンドンなどの都会に比べて、平均収入が低い地元住民は太刀打ちできません。
ただでさえ、Over40のファーストタイムバイヤーで厳しいというのに。
ホントに、無理かも~と諦めそうになったことも何度かありました。