おはようございます晴れ

 

60歳過ぎてから時々見るようになった番組です

NHK「こころの時代」 きっとあまり見てる人いないでしょうね。


「こころの時代」は、さまざまな出来事や人生を通して人間の心を深く見つめ直し、ものの考え方を紹介する番組です。

 

先日、再放送でしたが山崎理恵さん、音十愛(おとめ)さん親子の生きざまを放送していました。
 

初回放送日:2023年7

重い障害がある娘と暮らす母・山﨑理恵さん。

娘の誕生により山﨑さんの人生は一変する。

2人で乗り越え、歩んだ18年とは。


2005年に生まれた山﨑音十愛さん。数十万人に一人の疾病・ゴルツ症候群。

手足に奇形があり眼球がなく、知的にも障がいがある、重症心身障害者だ。

 

母・山﨑理恵さんの人生は、娘の誕生により一変。

今は、高知市で重い障害がある人や医療的ケアが必要な人を支援するNPOを運営している。

 

娘に導かれるように生きてきた18年間。「人が人として生きてゆく」ために何が必要なのか。

母が娘から教えられた気づきをうかがう。(番組HPより)

 

ホームページのトップにあげられた

山崎さんと音十愛さん、スタッフさんの写真です。

 

山崎さんは大変な毎日の中で

自分たち母娘が多くの人に助けられて生きていると実感し

自分もできるだけ他人のためになりたいと

医療的ケア児とその家族のための施設を設立するためにNPOを設立された方です。

 

HPに掲載された山崎さんのあいさつ文です

 

「どんな人にも役割りがあり、幸せに生きる権利がある。 

いくつもの障がいを 持って生まれてきた我が子から
たくさんの大切な事を教わり続けています。 

私たち親子を支えてくれた たくさんの教えや優しさを忘れない。
そして今度は私たちが支える。

みんなで支え合い、認め合える 優しい社会が育っていきますようにと
願いを込めて…」

 

・山崎さんは元看護士さん、音十愛さんは、産まれる直前まで障害がある事がわかりませんでした。

 

・生まれたあとに目に見えていろいろな障害(奇形)があり目玉がないことを知った山崎さんは

 ちゃんと産んであげられなくて申し訳ないと心中まで考えたそうです

 

・その後離婚を経験し、上の子ども2人と音十愛さんとのシングルマザー生活と貧困を経験します

 

・あまりのしんどさにうつ病を患った山崎さんは、知り合いの方に「助けて欲しい」とようやくSOSを発信しました

 

・音十愛さんを連れて公園に行って、他の子から「気持ちわるい」「なんでこんななん?」と言われるのが辛かった

 それでも公園通いを続けていくとだんだん仲良くなってくれる子ができてきた

 そこで、誰でも見慣れないものには怖さを感じるもの、もっと音十愛を知ってもらった方がいいと思うようになります

 

・音十愛さんは毎日義眼を(無理やり)入れていました

 山崎さんは義眼の入った音十愛さんの御顔がとてもかわいいと思い、義眼をつけてお出かけしていたのですが

 ある日、どこかで片方の義眼を落としたことに気が付きました。 

 山崎さんは片方義眼のない音十愛さんのお顔にショックを受けましたが、同時に「外見だけのかわいさなんていらない」と毎日嫌がっているのに義眼をつけてきたことをやめました。

 

・通っていた支援学校を卒業するころ、音十愛さんはかなりの成長をとげていました

 山崎さんはお医者様から短命だと聞かされていたのに、この子は生きている、そして成長している

 

・支援学校を卒業しても重度の障がいのある子は働くことができません、するとせっかく学校で鍛えられてきたことがだんだんできなくなってしまう、その現実を知った山崎さんは重症児のための施設を作ることを考え始めました。

 

・今では多機能型プラットホームとデイサービスを運営しています。

 

真顔私なりにざっと番組を要約しました。

 ものすごくお世話がかかる音十愛さんと生活しながら、姉妹の子育てもしながら、よく他人様のことに考えが及ぶなぁと

 私だったら視野が思いっきり狭くなって、心もトゲトゲに、ネガティブになるしかないと思うのです

 山崎さん自身ももちろん苦しんでこられたけれど、彼女は常人じゃないなと思いました。宗教的な言葉だったら聖人ですね。

 

真顔う~ん、なんというか

この人のように頑張らないとなんて思わないし(とてもできない)

自分と比較するなんてとてもできないし

山崎さんは娘に導かれるように生きてきたとおっしゃっているし、娘から学んだとおっしゃっていて

その前向きな心が素晴らしいなと

何歳になっても、どんな時でも、どんな環境でも、人は学べるんだなと感じました。