おはようございます傘
 
ブロガーさんが作られた「紫蘇のみそ和え」をわざわざ送ってくださいました。
私、紫蘇の味噌和えって知らなかったのです。

ごはんのお供にとても清々しく美味しい!

作り方も教えてくださいました

味噌、酒、みりん、砂糖を入れて、弱火で水分を飛ばしたところに

みじん切りの青じそを入れて最後にすりごまと普通のゴマを入れて和えるそうです。

口に入れると、調味料のうまみのすぐ後から紫蘇のさわやかさが広がります。

ごはん、何杯でもいけそうですが、もったいないのでちびちび食べましょう。

冷奴と素麵の薬味にも早く使いたいです~~~(*´▽`*)

 

まるでご近所さんのように気軽にお送りくださって、有難いです~~~~お願い

 

 

現在放送中の「100de名著」は民俗学者 宮本常一作の「忘れられた日本人」です。

その中の第3回【土佐源氏】の話しを聞いていて、その話に「しっとりとした思い」を感じたので

ご紹介します。本当は番組を見ていただきたいです。

このお話を落語家の立川志らくさんが朗読するのですが、それが本当にいい感じなんです。

【再放送】 2024年6月21日(金) 午後3時5分~午後3時29分/Eテレ

 

簡単なあらすじの書いてあるサイトを見つけましたので転載させていただきます。

「土佐源氏」は、四万十川の最上流部の橋の下に住む盲目の乞食から聞いた話を宮本が書き記したものとなっています。

 

土耕に必要な牛を村々の農民に売る仕事(ばくろう)をしていた身寄りのない青年が、上司の妾と、駆け落ちするもなんだかんだで失敗。


現実の世知辛さに嫌気がさして自暴自棄になり、愛を誓い会ったはずの彼女(この時すでに彼女の夫である上司は病気で他界しており、立場としては未亡人になっている)を置き去りにして縁もゆかりもない土地に移住。

そこで身分の高い町会議員の正妻と恋に落ちるも、その翌年にその正妻が病気にかかってあっさり死去


ショックのあまり寝込んでいるうちに高熱を出し、それが原因で失明する

誰かにお世話してもらわなければ生きていけない身の上になるが、身寄りがなく頼れる人も一切いないため、恥を偲んで一度は棄てた彼女の元へ帰る


受け入れてくれるはずがないと思い込んでいたものの、再会すると「よく帰ってきなすった」と涙を流して喜んでくれて(この時に正式な夫婦の契りを交わす)、その後は地元の役人の計らいで吊橋の下にふたりで住むようになり、食事や生活のお世話をしてもらいながら余生を送る。

 

転載元はこちら↓

※引き続き転載します
 

一度は理不尽にも棄てられてしまった彼女が、何もかも失いおまけに失明までしてしまった古老を受け入れた理由は、

彼が自分を見初めたときに、見返りを求めずに優しくしてくれたから。

女性の地位が低く、特に若い娘はモノ扱いされるのが当然だった当時において、彼だけは自分を独立したひとりの人間として大切に扱ってくれたそうで、それが心底嬉しかったんですね。

 

だから、突然置き去りにされてその後何年間も音沙汰がなくても、そのときのことをずっと覚えていて、帰ってきた彼を無条件に受け入れることができたのだと後に語っていたそうです。

ところで、いきなり全てを投げ捨ててひとり逃避してしまった当時の彼は彼女のことを本当の意味で大切にしていたとは思えないですし、色んな意味でツッコミどころ満載のロクでもない男ではあるんですが、後に犯した罪を悔い改めて彼女のもとへ帰り、赦しを得て自分の存在意義を再発見するという流れは、新約聖書に出てくる有名な逸話の放蕩息子に似ているように感じられます。

 

↑転載ここまで

 

おばあちゃん妻にフォーカスすると、放蕩夫をじっと待ち、つねにひっそりと穏やかで、帰ってきてくれた夫を許して受け入れる話・・・

『源氏物語』の『花散里』を思い出させますね。

おじいちゃん男にフォーカスすると、上記にもありますが新約聖書の放蕩息子の話しを思い出させます。

そもそもこの話自体、聞き取りではなく、作者の創作であるとも言われています。それぐらい良くできたと思わせるお話です。

 

朗読する文章がほんとうに味があるのです、ぜひ番組をご覧くださいね。

 

ー花散里ー