おはようございます
昨日に引き続き、ドレスのお話です。
日本を代表するウエディングデザイナーの桂由美さんが4月26日に亡くなりました。
その後NHKで過去の桂由美さんのドキュメンタリーを追悼番組として放送したのを拝見しました。
1965年に東京 赤坂に日本で初めてのブライダル専門店をオープンし日本初のブライダルショーも開催された方です。
昭和時代の桂由美さんのドレスです。
その長いキャリア‥
ご自身の結婚式で桂由美さんのドレスを選ばれた方は日本中にたくさんいらっしゃることでしょうね。
同窓だった小林千登勢さんのウエディングドレスを作る桂由美さん
桂由美さんの代表するデザインは「ユミライン」というマーメイドラインのドレスです。
でも王道のプリンセスラインのドレスのイメージも強いですね
ドキュメンタリーでも、常に真面目に熱心にお仕事され
妥協を許さず、湧き出るアイデアを確実にドレスにされる方でした。
お花のモチーフがお好きだったように思います
最新のカラードレス↓
ここ最近は主任デザイナー数人をまとめて、新作ドレスを作られていました。
それでも「これが桂由美のドレスなのよ」と納得するまで、デザインや素材、モチーフ、レースをお決めになっていました。
薔薇がお好きで、ご自身の名前のついた薔薇もあり
その薔薇を特に好まれていました。(ローズユミ)
こういう大きなお花のモチーフのドレスも桂由美って感じですよね。
私が桂由美さんのドレスをみていて感じたことは
桂由美さんの名前は世界的に有名ですが
特に「日本人女性が似合うドレス」の最高峰の方じゃないかしらということ。
沢山の顧客の女性と出会って
その女性を一番美しくするドレスを真剣に作ることを続けて
やはり日本人女性が一番似合うドレス作りができるデザイナーになられたのではないかと
僭越ながら思いました。
日本では女性にセクシーさだけを求めていません
つつましさや清楚さ、可愛さ、そういうイメージを込めながらも
最高に美しく華やかなドレス、それが桂由美さんのドレスだな~と思います。
最後に芸能人の方の桂由美さんのドレスを数点ご紹介しますね。
桂由美さんのご冥福をお祈り申し上げます。
どれも着られた方の特徴を表現された美しいドレス姿ですね。