おはようございます曇り
 
今日は1月11日ワンワンワンの日です犬
 
NHKの朝のニュース『おはよう日本』では
繁殖引退犬のミニ特集がありました。
 
朝はバタバタしているので
特集をすると知って、すぐ録画して、後で見たのですが

繁殖引退犬たちが、保健所より狭い、畳半畳ほどの檻に入れられて(中型犬が)

小型犬は小さなケージに入ったままで

つぎのお家を待っているところが映りました

私は弱虫なので、もう直視できなかったのですが

何でも、引退繁殖犬の施設(取材されたところ)は

高額な犬のオークションを行っている代表が

作った施設だとのこと

 

自分たちが販売している犬の母親を

数年で持て余し

「保護犬」という名前で、手放すなんて

普通の飼い方をしている者からしたら、理解できません。

およぞ1万3000のブリーダーが国内にはいらっしゃるそうです。

(すべてのブリーダーさんが問題があるわけでありません)

 

この子たちは、産まれてからリードや首輪をつけたこともなく

お散歩にも行ったことが無いので(ひどいところでは狂犬病などの予防接種も受けていない)

成犬になってから、この子たちを引き取るには、根気よく、気長に、しつけをしないといけませんが

必ずしつけが入るかは、なんとも言えないようです。

人の気を引くための吠え癖がある子は、直らないかもしれないし

誰にも相手にされないので、手をかんだり、毛を抜いたり、檻をかじってばかりいて

治療が必要な子もいます。

 

 

ご存じのように私は繁殖犬のシェルティをおうちの仲間にしました

 

保護犬カフェに情報が出た時のローラちゃん

3歳でした。

次男がたまたまこのカフェに行って、シェルティが保護されていると知り

私にSOSしてきて、私が会いに行ったのが、出会いです。

私はそれまで「保護犬カフェ」の存在も知りませんでした。

 

うちでは先代犬の蘭さんがシェルティだったので

きっとお世話できると思って、引き取りましたが

先に書いた通り、成犬を引き取るのは難しいことでした。

(もちろん個体によっては最初からフレンドリーで問題の少ない子もいます)

 

 

保護犬カフェでのローラちゃん

腰が引けて、隅っこの椅子の下にじっとしていました。

毛が汚かったとのことで、刈られています。

 

 

お家で、落ち着いたときのローラちゃん

こういう風に枠の中でじっとしています。(本当はトイレだけど)

 

 

3歳という若さでしたが

性格的に少し難ありなので(パニック癖アリ)

繁殖がうまくいかなくて、早期退職したのかもしれません

聞いたところでは、繁殖の際、メスはくくりつけられる場合もあるそうですがガーン

ローラちゃんはそんな事したらパニックになるでしょうし

もしかしたら、その経験からパニック癖がついたのかもしれないです。

 

お顔にかまれ傷があるので、オスにかまれたのかもしれません。

それもローラちゃんの心を傷つけたかもしれません。(憶測です)

 

もちろん首輪もリードも知りません

お外も知りません

おやつもおもちゃもわかりません

どれを見せても、怖がりました。

 

指は噛んでました、今もかみます。

歯はボロボロで、すぐに治療が必要でした。

檻を噛んでいたと思われる、犬歯がすり減っています

もちろん未避妊です。

 

おやつやおもちゃも、すぐに慣れるということもありませんでした。

最初に健康診断に行った獣医さんから

『3年閉じ込められていたのなら、普通の犬になるのに3年かかると思ってくださいね』といわれましたが

まさにその通りでした。(何度も言いますが個体差があると思います)

 

今もできない事が多いローラちゃんですが

とにかく食いしん坊になりました

うちに来た時はハンストしてしまい、私は何を食べてくれるだろうと必死になったことが

今は嘘のようです。

 

夜は私と一緒にベッドに寝ています

これはローラちゃんの希望です。

一日の大半も

私のベッドの私の枕のそばにいます。

 

でも呼んだらリビングまで来てくれるようになったし

長男のことが大好きになりました

(わたしのことは「お世話係」ですかね)

(夫のことはおやつくれる人)←今は食べられるものはなんでも好き

 

人に甘えられるようになってくれて本当に良かったです。

私がもう次のペットを迎えられる年ではないので

今いる子たちが最後の家族ですが

 

どうか日本中の保護犬たちが(野犬出身もふくめて)

優しいお家が見つかりますように

無茶な繁殖がなくなりますように。

保護犬を手に入れるのは、安価ですが、このような難しい問題

なかなか懐かないかも、などの問題をクリアできるのかよく考えて

それでも多くの人が保護犬を選んで欲しいと思うのでした。

 

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愛するお兄ちゃんに撫でてもらってうれしいローラちゃんラブラブ