天使の街

柵が上にぶら下がってる 

船がもう無い 

宝は死んだ仲間なんかよりも 安っぽく見えた 

二回目に吐いた反吐は拭いた痕が無い 

一番怖いのは 一年後の僕の顔 

価値なんか知らない 

過去から見た景色には 

価値なんか無かった 



探検家は探す 

僕にはまだ価値が分からない 

隠した裏には舌 

カナリアが叫んだ
 
また始まる
ジャンル:
芸術

by Fukase,Nakajin