先週の土曜日の夜8時頃
よく行く歩いて30秒のリカーストアに
2人組みの強盗が押し入り
リカーストア店主が
銃で撃たれて
亡くなった
ニュースでも大々的に放送され
うちの周りは騒然となった
しかもその次の日も
何ブロックか先のお店に強盗が押し入り
銃で撃たれて亡くなってしまったそうだ
噂では同一犯の犯行ではないかと言われているが
犯人はいまだ捕まっていない
その時の防犯カメラの映像が
警察から届いた
見たくはなかったけど
同じ通りで商売をしている僕らは
犯人の顔を見ておかなければならない
世界衝撃映像にも度々出てくる
リカーストアの強盗映像
みんなも見たことあるかもしれないけど
なかなか実感は沸かないだろう
アメリカに住んでいる俺さえ
それはテレビの中でだけの世界のように思えた
しかし実際
目と鼻の先のお店で起こった出来事となると
他人事ではない
本当にショッキングな映像だし
見ることは本人の意志に任せますが
俺はこの映像を見て
本当に
本当に言葉では表せない気持ちになった
でも何で
すぐにお金を渡さなかったのだろうか?
何で犯人は
殺さなければならなかったのだろうか?
リカーストアにある金なんて
たかだか何十ドルなのに…
しかもこのリカーストア
ありえないことに
何年か前にも強盗に押し入られ
店員が亡くなっている
ならなんでもっと
防犯対策をしなかったのだろうか?
映像を見る限り
店主は銃を向けられても
あまり動じている様子はない
アメリカでリカーストアを経営する以上
こんなことは日常茶飯事だし
こんなことでは動じない肝っ玉がないとダメだってことか?
それとも
本当に撃ちはしないとでも思ったのだろうか?
死んじまったらどうしようもないに…
その時
俺だったら…どうする?
考えたくはないが
ありえないとは言えない
防犯用に銃でも置いておくか?
それともナイフ?スタンガン?
たぶん無意味だろう
むしろ
相手の気持ちを逆なでして
撃たれるのがオチだ
こっちは銃も撃ったことなければ
ナイフで人を刺したこともない
捨てるものなど何もない
切羽詰った
殺しもいとわない相手に
気持ちで勝てるわけがない
くやしいけど
何十ドルの為に死にたくはないし
速やかに
金を渡すしかないだろう
クソッタレな世の中だ