ごきげんよう、えらーぶるです

『シャイニング』(1980)
やっぱり名作でした!
スティーブン・キングな時点で間違いないけど。
グロ要素は少ないです。人間が怖い。
「分からない」のは恐怖に繋がるのかも知れません。これは迷信や怪異を信じずとも、宗教や伝説を共有せずとも怖いんだから強い。
登場人物が大写しになるのとか、一見無関係そうなカットが繰り返し映るのとかはキューブリックらしいですよね。それが唯一無二の鬼気迫る表現であり、鮮烈な印象を残すのですごい。
現実と少しズレた、どこか違和感がある世界観(間のとり方なのか、無音とBGMの使い方なのか、無軌道な展開や予測不可能な行動をする登場人物なのか、何が原因か分からない)が、この作品では恐怖の方向に向かったのかなと思いました。
こうしてみると『バリー・リンドン』の、豪華な歴史絵巻でありながら妙に地に足の着いた雰囲気は異色だったのかもしれないです。
キューブリックはもう語り尽くされてそうなので私がいうほどのことでもない気がする…
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