ごきげんよう、えらーぶるです
大学の後輩(城に行きたいという気持ちだけで知り合った)と城めぐりしてきました!
まずは山中城↓
実は初めて静岡県に降り立ったんですよ笑
山城だけど三島駅から入口のすぐ前までバスが出てるのでけっこう楽。
公園として整備されてるので見やすかったです。
障子堀が特徴的です。北条氏らしい作りです。
2回目ですけどね笑
ここは江戸時代の状態が再現されてるので、あの小田原攻めの時の状態じゃないのはちょっと残念だったりする。
線路渡ってちょっと登ると東曲輪があって、そこからだとこんな感じでいい写真が撮れたりします(海側からだと高低差とか木とか距離の関係で上手く撮れない)

ちなみにこの友達とはこの日が初対面。
SNS上で知り合ってお出かけする運びになりました。
久々に他人と出掛けるとあってドキドキワクワクして待ち合わせ場所に行ってみると、アイコンの雰囲気とは違う、上品で聡明そうな方で少しドギマギしてしまいましたね。
何を話すべきか、どう接するべきかも分からずとてもぎこちない雰囲気でした笑
知識豊富で、色々教えて下さって、楽しい旅行になりました。
自分より詳しい人と行ったほうが勉強になりますね。感謝です。
山中城からの帰り道、私が窓側で彼が通路側で隣同士座りました。
山道を走る心地よい揺れか、歩き回った疲れか、彼はうとうとしていました。
私は窓の外の、街と海を見下ろす景色を眺めていました。
いつの間にか彼は熟睡していて、私の肩に頭を載せていたのでした。
起こさないよう静かにその重みを受けながら、私はどこか優しい気持ちになりました。
江戸川乱歩『人間椅子』の、
「私は、彼女が私の上に身を投げた時には、できるだけフーワリと優しく受けるように心がけました。」
という一節が心に浮かびました。
異形かも知れない感情は案外すぐそばにあったのだと思いました。
バスは街に入り、駅前に止まりました。
先輩なのにアイスしか奢れず少々申し訳なく思いつつ、アイスを食べて電車を待つ。
他人にはどう思われていただろう。
大学では絶対に接点が無いであろう二人が、遠く静岡で共に過ごしているのは不思議でもありました。
この不安定な関係性も、楽しい思い出と共に貴重な物だったのかも知れません。