都市と田舎、国土条件と自然との共生② | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

山も見えず、

土すら稀な都市部で、

 

自然の臭い、

 

音、

 

気配、

 

存在感もロクに知覚できなければ、

 

人が自然と共生してるなんて

認識を持つのはまず不可能だろうけど、

 

自然は確実に存在してるし、

昔と変わらず人間に脅威となることには変わりがないのに、

それが見えず自然の脅威への対応を怠っている。

 

都市部に住んでさえいれば

自然の脅威とは無縁の生活を送れる、

と言うのは勘違いで、

緩衝地帯のお陰で縁が遠くなっているに過ぎない。
 

だから緩衝地帯を

人の手で管理し、

自然との距離を適切に取ることで

初めて都市部の安全安心な生活が保障されている

ということは忘れてはならない。

 

人口が減ったからそこは過疎地域

→人が少ないなら移住させてしまえ、

 

などとやっていたら、

自然と人の生存圏は錯綜して混乱し、

安定した都市部の生活まで影響が出るだろう。
 

移住を提案するなら、

人と自然の間のどこに線を引くか

各地域ごとに考えてからにすべきで、

人が少ないからなど乱暴に過ぎる。