当校ではプログラムを用意しております。このプログラムは子供が自分自身の評価や記録をつけるものとして使っています。

 

 

 

先日〇や×を付けていた子供とピクトグラムについてお話しました。すると、とても驚いていたのでその内容をご紹介します。
ピクトグラムとは絵文字のことです。

 

 


意味するものの形状を使って、その意味概念を理解する記号のことで、意思疎通するのに有能です。標識など子供はすでに沢山の意味を理解しています。
一般的に◎〇△×は評価を表す場合に用いられ、この記号で意思疎通もできます。この記号への共通理解は日本人独特です。
欧米では正解は✓(チェック)、不正解は〇(マル)、日本人と真逆です。△は用いることがないので欧米の方は意味不明なようです。海外の電化製品は〇と-が使われます。
〇はemptyの意味で空(から)を表しoff、-はonです。

〇と×の理解は欧米の方に通じなくても3歳の日本人に通じます。
3歳で既に民族特有の文化を吸収しているということですね。
5歳以降になりますと自分の所属する国のあり方を絶対と捉えるのではなく、他の民族、国のあり方を紹介するようにしております。
日本人の〇×の感覚は世界で見ると少数派なのです。
こうした感覚に子供は驚きますが、幼児期に多様を知ることは子供の興味に影響を及ぼし、後々の思考の幅を広げてくれるでしょう。

生まれて5年程たつと、〇を✓に、×を〇に変えることに抵抗があるようでした。〇はonだよね~と言っていましたから幼児期の感覚は深く脳に刻まれるのかも知れませんね。

早い時期に自分の当たり前が当たり前ではないと知ると良いように思います。子供達とこうしたお話も楽しいです。

ご家庭でもいかがでしょうか?

子供の表情は豊かで可愛らしいです。